リハマガ!【健康とリハビリの専門家】矢口拓宇公式ブログ -12ページ目

リハマガ!【健康とリハビリの専門家】矢口拓宇公式ブログ

理学療法士の矢口拓宇が、健康とリハビリについての情報をお届けします。


先日、
相談員さんとの雑談のなかで
こんな話がありました。


「Aさんって、
施設入所してよかったですよね。」


「そうですねー。
最初は落ち着かないみたいでしたけど、
今はいい感じですね。


自宅にいたときはどんな感じ
だったんですか?」


「いやー、大変だったみたいですよ。


介護してくれる人がいなくて、
ごみ屋敷になっちゃってたみたいです。」


Aさんは身寄りがなく一人暮らしだった方。


90を過ぎ認知症が進んできて、
生活をすることがままならなく
なってきて、ひどい環境で
住んでいたようです。


たまりかねた大家さんが
ケアマネジャーさんに相談し、
老健に入所となったのです。




今回は

「在宅介護と施設介護は
どっちが幸せか?」

の問いに答えるシリーズの1回目です。


冒頭の例のように、
一人暮らしで認知症になってしまった場合、
自立した生活をすることが
困難になります。


そんな状態になってしまっては、
いくら住み慣れた家がいいとはいえ、
人間らしい生活ができなくなるばかりか
命の危険も伴います。


施設に慣れるまでは、
しばらくかかります。


特にはじめての入所の方だと
1,2ヵ月は落ち着かないものです。


しかし、
場所とスタッフに慣れてくると、
穏やかな表情になり、
行動も落ち着いてくることが
多いです。


認知症の方の支援は難しいですが、
時には思い切った対応が
必要なこともあります。


ということで、
安全で人間らしい暮らしが難しくなったら
施設入所をおすすめします。


施設といっても色々ありますが、
やはりお勧めは


特養(特別養護老人ホーム)か


老健(介護老人保健施設)です。


ただ、特養はかなり順番待ちになるので
すぐには入れません。


老健は地域にもよりますが、
少し待てば比較的入れます。


老健や特養をおすすめする理由は、
低所得者の方には減額制度があるからです。


国から補助が出るので
国民年金だけでもまかなえる場合もあります。


施設は高いというイメージがありますが、
制度をうまく使えば、
安くすむ場合もありますので、
あきらめずに相談してみてくださいね。

このところ
なにやら物騒なニュースが
多くて疲れますね。


ニュースと言えば、
介護関係のニュースも増えているように
感じませんか?


つい先日、
介護報酬(かいごほうしゅう)といって
介護保健から事業者に支払われる
お金の新しい体系が発表になりました。


今回は大幅な引き下げが
財務省から出されていたので、
大きな問題として取り上げられています。


リハビリ関係では、
”成果報酬”の考え方が一部
取り入れられていて、
時代を反映しているなあと感じます。


さて、


親や祖父母が要介護の状態に
なったとき、頭をよぎるのは


「そろそろ施設かしら?」


なんてこと。


とはいえ、本人は


「住み慣れた家で暮らしたい。」


「施設なんて嫌だよ」


と言うにきまっていますから、
家でみられる限りは
家でみようというケースも
多いはず。


私は2005年の4月に
理学療法士として働き始めました。


それから10年間、
医療と介護の現場を見続けてきました。


だいぶ前のことですが、
ある友人から


「在宅と施設はどっちが幸せなの?」



と聞かれました。


そのときは答えられませんでしたが、
今はその答えがはっきりと見えてきました。


いったい、どっちが幸せなのか?


なんとなく、
在宅のほうが幸せなんじゃないか?
とイメージしやすいかもしれません。


しかし、
私は施設で働くうちに、


「ここに入れてよかった」


という声をたくさん聞きました。


そこで、
もしその質問をまた聞かれたら、
私はこう答えます。


「”幸せ”かどうかは
本人の感覚だからわからないけど、


ミスマッチが起こると不幸になるよ。」
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ミスマッチとは、
在宅で暮らせるレベルの方が
施設に来てしまったり、
施設に入ったほうがいいご家庭の方が、
在宅でがんばり続けていたり・・・
という場合です。


そして、
介護には3つのパターンがあり、
時期によってそれぞれを使い分ける
必要があるんだ、
ということが分かりました。


3つのパターンとは、


1.在宅介護

2.施設介護

3.施設併用型在宅介護


です。


在宅と施設のミスマッチを
避けるために知っておきたい、


・在宅から施設に入るタイミングは?


・施設選びのポイントは?


・半施設、半在宅という新しい考え方


について、
次回からシリーズ的にお伝えしていきますね。


最近、


「ねこのピート」


という絵本にはまっています。


子供と一緒にケタケタ笑いながら
読んでいます。


アメリカで大人気の絵本で、
日本語に翻訳されたのは
最近のことで、
2冊目が出版されました。


何が面白いのかというと、
”ピートの考え方”
です。


ピートちゃんは
自分のシャツについている
4つのボタンが大好きです。


そのボタンが
いつずつ、とれてなくなって
しまうんです。


しかし、
ピートちゃんは泣きません。


それはそれで、
いいかもと思うんです。


そして、
歌を歌います



ボタン!ボタン!
ぼくの~ボタンかなりさいこう!


歌のメロディーは
ネットで聴けるようになっています。


なんと、アメリカの絵本でありながら、
”禅”の思想が根底にあるのだと。


ありのままを受け入れる
ということを、
教えてくれる絵本です。


ピートちゃんにとっては、
なにがあっても
「かなりさいこう!」
なんです。


小さいお子さんがいるお家に、
贈り物としてもいいかもしれません。


ねこのピート
だいすきなよっつのボタン
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4865490159/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4865490159&linkCode=as2&tag=theraper-22