先日、
相談員さんとの雑談のなかで
こんな話がありました。
「Aさんって、
施設入所してよかったですよね。」
「そうですねー。
最初は落ち着かないみたいでしたけど、
今はいい感じですね。
自宅にいたときはどんな感じ
だったんですか?」
「いやー、大変だったみたいですよ。
介護してくれる人がいなくて、
ごみ屋敷になっちゃってたみたいです。」
Aさんは身寄りがなく一人暮らしだった方。
90を過ぎ認知症が進んできて、
生活をすることがままならなく
なってきて、ひどい環境で
住んでいたようです。
たまりかねた大家さんが
ケアマネジャーさんに相談し、
老健に入所となったのです。
今回は
「在宅介護と施設介護は
どっちが幸せか?」
の問いに答えるシリーズの1回目です。
冒頭の例のように、
一人暮らしで認知症になってしまった場合、
自立した生活をすることが
困難になります。
そんな状態になってしまっては、
いくら住み慣れた家がいいとはいえ、
人間らしい生活ができなくなるばかりか
命の危険も伴います。
施設に慣れるまでは、
しばらくかかります。
特にはじめての入所の方だと
1,2ヵ月は落ち着かないものです。
しかし、
場所とスタッフに慣れてくると、
穏やかな表情になり、
行動も落ち着いてくることが
多いです。
認知症の方の支援は難しいですが、
時には思い切った対応が
必要なこともあります。
ということで、
安全で人間らしい暮らしが難しくなったら
施設入所をおすすめします。
施設といっても色々ありますが、
やはりお勧めは
特養(特別養護老人ホーム)か
老健(介護老人保健施設)です。
ただ、特養はかなり順番待ちになるので
すぐには入れません。
老健は地域にもよりますが、
少し待てば比較的入れます。
老健や特養をおすすめする理由は、
低所得者の方には減額制度があるからです。
国から補助が出るので
国民年金だけでもまかなえる場合もあります。
施設は高いというイメージがありますが、
制度をうまく使えば、
安くすむ場合もありますので、
あきらめずに相談してみてくださいね。