リトリートとは、「退く」という意味で、1960年代のベトナム戦争の頃から広まった言葉。  

 

最前線で戦い心身ともに疲弊した兵士たちが、休暇をとって静寂な自然環境の中で英気を養った…

 

退修会とも訳されます。

 

 

三年ぶりの伊豆下田リトリートです。

 

思いのほか、人はいない…

 

まさにリトリートにふさわしい環境です。

 

タクシーの運転手さんがいうには、

 

「この季節はみな紅葉を観るために天城山など山の方に行くものです。潮風の吹き付ける海岸沿いは木の葉が綺麗に色づきません」とのこと。

 

 

ホテルでのグループの分かち合い、研究発表、そして、伊豆の食事もまた楽しみ。

 

金目などの海の幸とともに、クレソンのニンニクバター炒め、かつお節を振り掛けたワサビ飯も伊豆の味。

 

 

二日目は、海岸で黙想のとき~~~

 

竜宮窟を散策していると、

 

 

その隣には、サンドスキー場???

 

強い風で砂が吹き付けられて傾斜状になっている…

 

 

砂山の一番上まで登ると、砂が顔に吹き付けられて結構痛い…

 

足を海水に浸し、久しぶりに海を感じる~~~

 

 

さらに近くの田牛(とうじ)海岸に出る。

 

歩くたびに足が少し砂に沈む感覚が心地よい…

 

太陽の光、潮風、空の鳥、波のざわめき…

 

五感で自然の息吹を感じているとなんとなく「神」とか「ハイヤーパワー」とかいうものが想起されてくる…

 

その「なんとなく」ということでいいのではないか。

 

あまりにも「神様はこういう存在だ」と絶対化してしまうところに戦争も起きるのでは…

 

 

散策の後に、他のメンバーから「三井さん、顔に砂がすごいこぶりついていますよ」と言われました。

 

それだけ伊豆の自然と親しむことができた秋のひと時でした。