7月末に閉館する岩波ホールで、ラスト上映

「歩いて見た世界 ブールス・チャトウィンの足跡」

イギリス生まれのブールス・チャトウィンは、ノマド(遊牧民)のライフスタイルを続けながら、小説を書いた。

「人は定住すると、技術に支配されて、そのことで人類は崩壊しつつある」とチャトウィンはいう。

10万年前に東アフリカから始まった人類の旅は、

ついには南米の最南端まで~~~

 



食料の確保のためということではないらしい…

太陽の昇る方向に本能的に向かったのか…


デビュー作「パタゴニア」

パタゴニアへの旅には、バックパックに松尾芭蕉の奥の細道が入っていた…

南米の地の果てパタゴニアは異世界か????

ウルトラマンの世界…それとも仮面ライダー…


先住民セルクナム族が成人式の時に使う衣装で、

悪霊を表わしているとか…


先史時代の神話を求めて世界各地を歩いたチャトウィン。

HIVの宣告を受けたチャトウィンは、

自らの死に方を探りながらアボリジニの先祖の足跡を辿った「ソングライン」を書きあげ、

48歳で死去。

その小説の最後には、

「アボリジニの人々は、死が近づくと長い旅をしてー。生を受けた場所に帰っていく。歌いながら進み、生を受けた地に還るー」


アップリンク渋谷の閉館に続き、やはりコロナ禍の影響で岩波ホールも50年の歴史にピリオド~~~

 



欧米以外の名作を上映してくれる映画館が少なくなり、寂しい…