青森市内の三内丸山遺跡は今から5000年以上前の縄文時代の遺跡。

遺跡内に入ると、ゆったりとした太古の空気を感じます。

 




昔、学校では縄文時代は着の身着のままの移住生活だと教わったと思うが…

最近の研究では、最盛期はこの場所に500人ほどの人が竪穴式住居で定住生活を営んでいた…

 



食べ物は、植林した栗の実を主食にして、近くの海の魚や獣の肉も…

気温は今よりも2.3度高かったらしい。


多くの土偶が発見されていて、その顔はユニーク~~~

 



最近、縄文土偶は胡桃、栗、里芋などの植物をモチーフにしたものという新説(竹倉史人説)が話題を呼んでいるが…

東北大学の田中英道先生はその説には批判的で、近親相姦によって生まれた奇形、ダウン症、小人、肥満異常などの人がモチーフになっているという。

当時そのような人達への差別はなかったらしい…

むしろ、敬われていたという。

もしかしたら、人の苦しみを引き受けたイエス・キリストのような…


この建物、もちろん、木造なので近年復元したものではあるが…

 



当時の建造技術は相当なものだったらしい。

直系1mの栗の大木を使って、正確に35cmの尺度を基準に建てられたもの…


同じ青森の大平山元遺跡では、16500年前に定住生活をしていたことか分かっている。

縄文時代の平和な生活はなんと10000年以上続いたのだ!!!

弓矢は獣を射るためのもの。

武器は全く発見されていないという。


それに比べて、目まぐるしく移り変わり、戦争が絶えない今の世界…

そりゃ、引きこもりも鬱も増えるわな…


三内丸山遺跡の隣は、青森県立美術館。

一見するとモダンな白亜の建物…

しかし、三内丸山遺跡をモチーフにしている。


迷路のような道を辿って、お目当ての「あおもり犬」のところへ~~~

 



遺跡の中から発掘され…

まどろみの中から目覚めようとしていのか???

意識をもった私とは何なのか…

私のいるこの世界は何なのか…

そんな問いをもらったような気がしました。