ワクワク体験学習旅行(大阪・三重)「THE 忍者キャンプ リアル災害脱出ゲーム」を開催しました | Thera-Projects掲示板

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一般社団法人テラプロジェクトの日々の活動を発信していきます。

 日本みどりのプロジェクト推進協議会の事務局を担う一般社団法人テラプロジェクト(大阪市)は、産・学・官が連携し、健康や植物、食べ物をテーマに新製品の「モノづくり」やイベントなどの「コトづくり」をすすめる活動の一環として都市型と郊外型の体験型学習を提供しています。伊賀(三重県)では、古民家を拠点に里山での教育と再生活動を通じて、子ども達が、自然から学び、生きる力を養う学習プログラムを提供しています。

「THE 忍者キャンプ リアル災害脱出ゲーム」

日 時 令和4年5月29日(日)午後8時00分~午後5時00分
場 所 三重県伊賀市丸柱(Nature Inspired School里山かがく学院)
内 容 関西在住(都市部に住む)小学生を対象に少人数で体験学習旅行を実施しました。いつ起こるか分からない災害を考え被害を減らす為には、日ごろの準備が大切です。情報を集め、落ち着いて行動するために、忍者の知恵を学び活用して、災害時の行動を体験しました。「THE 忍者キャンプ リアル災害脱出ゲーム」は、参加費の一部が里山保全に活用されるOne Greenプロジェクトの一環です。
参 加 26名(関西在住の小学生)
ボランティア 5名(在阪高校生、大学生)、3名(在阪大人)、1名(丸柱)
講 師 一般社団法人テラプロジェクト 理事長 小林昭雄先生(大阪大学名誉教授)
    三重大学大学院 忍者学博士課程 三橋 源一先生
コーディネーター 一般社団法人テラプロジェクト 専務理事 峯平慎哉
ひばりが丘こどもアカデミー 辻本あかね
スケジュール 梅田発→伊賀丸柱着→お話し(身近に起こる災害について考える、地震・火災・土砂災害・津波がどうして起こるのか?)→忍者の知恵を防災に活かす
(九字印と忍あるきの練習、野中の幕・簡易テント張り体験、忍法共助の術、忍法打竹の術・火起こし体験)→ お弁当 → 忍者の知恵を防災に活かす(遁走の術・障害物をさけて安全ににげる練習)→手裏剣投げ体験、災害脱出ゲーム → 伊賀丸柱発→梅田着
主 催 一般社団法人テラプロジェクト
取 材 毎日新聞
*独立行政法人国立青少年教育振興機構「こどもゆめ基金助成活動」

<Nature Inspired School里山かがく学院とは> 

 一般社団法人テラプロジェクトが実施する第一世代大学では、小学校の授業を補完する体験学習プログラムを提供しています。大阪(梅田)での都市型学習プログラムに加え、三重(伊賀)での郊外型学習プログラムでは、農村の空き家対策の一環として整備された古民家を拠点とし、地元の人々と世代を超えた思いをつなぐNature Inspired School里山かがく学院として(里山保全)整備することで、さまざまなSDGsプログラムの提供を予定しています。
 
 一般社団法人テラプロジェクトでは、都市と地方が連携し、「植育」から「食育」へをコンセプトに、植物を育て、収穫し、分かち合い、食する事を体験型教室として提供しています。子どもたちがさまざまな課題(SDGs)に対し、アプローチから成果までを体験型学習を通じて学び、世代を超えた人々の思いを受け継ぎながら、環境と地域活性に貢献できる未来を担う人材育成のための教育プログラムを提案しています。

体験学習旅行「THE 忍者キャンプ~リアル災害脱出ゲーム」




小林校長のお話(身近に起こる災害について考える)

高校生・大学生ボランティアによるお話(地震・火災・土砂災害・津波がどうして起こるのか)






忍び刀(高所に登る場合や、暗所での利用方法、護身の技など、忍び刀の利用方法は、現代では棒で活用したい知恵が沢山ある)


野中の幕(簡易テント張り体験)防風シートを敷いたり、木に引っ掛けたり災害時の実地体験


忍法 共助の術、忍法 打竹の術(火起こし体験) 忍者が種火を持ち歩くときに利用していた打竹から火起こし体験。子ども達はマッチのつけ方を実体験


お昼ごはん(伊賀米弁当)


遁走の術(障害物をさけて安全に逃げる練習)
撒き菱を災害時のガラス破片に見立てて、歩き方を練習→煙や頭上の障害物をさけかがんで逃げる練習

→頭上にスペースがない場合は、仰向けになり蛇のように動いて脱出


手裏剣投げ体験(発泡スチロールの板と練習用手裏剣を使用)


小林先生より、子ども達へミッション発動「敵忍者の屋敷に忍び込み巻物を取ってまいれ!」ははっ!

障害物を避けて、敵忍者の屋敷に到着した子ども達。仲間の合図とともに屋敷へ侵入。

敵の罠(撒き菱)を上手に避けて、奥の部屋に進む子ども達。

そこには敵忍者の姿が!
外の仲間に、助けを求める合図を送る
動物の鳴き声「ニャー、ニャー」

外の仲間は、犬の鳴き声でおびき寄せる。「ワン、ワン!」「犬が騒がしいな!」敵忍者が外に出てきた!

今だ!突撃!そこだ!巻物ゲット! 急いで逃げなくちゃ! でも落ち着いて、冷静に!
外にはまだ敵忍者がいるぞ!

よし今だ!屋敷から脱出した子ども達は、敵の罠(鈴がついたロープ)を避けて無事生還!


子ども達が持ち帰った巻物は、忍者の認定書でした。小林校長から日本忍者協議会 忍道陰陽忍3級の認定証、峯平教頭からは手裏剣が渡され、美味しい伊賀米もプレゼントされました。


集合写真


校外学習ならではの経験:
田植えが終わった田んぼで様々な生き物を発見する子ども達。ミツバチの巣が手狭になった際に新女王蜂を元の巣に残し、半数ほどの働き蜂と古い女王蜂が新しい営巣場所へ移動する貴重な「分蜂」にも遭遇!


伊賀を出発し、大阪へ無事到着。


お出迎えのお父さんお母さんの前には逞しく成長した子ども忍者の姿がありました!


〈参考資料〉
5月30日(月)毎日新聞【伊賀版】掲載記事