駅訪問記 (芸備線 東城駅) | 人 畜 無 害。

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重箱の隅を突き回すようなブログです。

芸備線の東城駅です。

現在は無人駅なのですが

駅務室だったスペースには確か学習塾が入居しているように記憶しています。

入口右側の庇はバス停としての屋根です。

時刻表。

鉄道の備後落合方面は1日3往復しか無い超閑散路線です。

新見方面でも6往復なので

各方面への路線バスの他に高速バスもある

バス停としてのほうが賑やか(というほどの客数ではないのだけど)な駅です。

切符売り場。

建物内部は小奇麗なんだけど

建て替えたのではなく改装したものだと思われます。

切符窓口の営業時間は

7:20~9:10の2時間弱だけです。

その時間帯には新見方面の列車が1本あるだけなのですが。

ちなみにこの辺りを走っている列車は通常乗車時に整理券を取って

降車時に料金箱に入れるバスと同じシステムなので

遠方に行くような時でもないと切符を購入する必要性はないのですが。

待合室。

バスの待合室も兼ねているので

ここにもバスの時刻表が貼ってあります。

ぶっちゃけ広島に行くにしても

福山に行くにしてもバスのほうが便利だもんね。

ちなみに現状一日あたりの鉄道利用者数は一桁だそうです。

ホームに出てみました。

2面2線ですが

継ぎ足された形跡のある向かいのホームは現在使用されていません。

交換設備自体は残っているので列車の交換は可能ですが

ダイヤ的にはそれをする必要が無いのです。

ですので跨線橋の入口は閉鎖されています。

老朽化につき危険とのことなのですが

撤去しようとまではしないのですな。

乗りつぶしで18きっぷの時期に訪れた十数年前は

まだ備後落合方面に5往復ほどあってここで列車交換が行われていて

向かいのホームもまだ使用されていました。

実質1面1線状態なのですが

使用されなくなったホームにあるものも合わせて

名所ガイド(案内)は3枚も有ったりします。

でももう帝釈峡に行くのに

この駅まで鉄道を利用して更にバスに乗り換えて、

という人もいないでしょうねぇ。みんな車だ。アタシも含めて。

こんな骨董品が残っています。乗車案内です。

やまのゆは35年以上前の1980年に廃止され

同じ時期にたいしゃくも備後落合以東は普通列車になっています。

で、今写真を見ていて気づいたんだけど

東城駅には黄色い点字ブロックが設置されていないのね。

位置的に点字ブロックを設置すると隠れてしまいそうな位置にあるのです。

他の駅で乗車案内がホームに残っているケースでも

現状の停車位置からは外れた端の方だしね。

ホームの端にはフェンスがあるのですが

そこから更に通路が伸びていて

奥には構内踏切らしきものも見えます。

跨線橋ができる前は構内踏切で移動していたのか

単なる職員通路だったのか。

多分前者でしょうな。

ペタしてね