学資保険(子供の保険)っているの?(育英編)
こんにちわ、FPの森次です。
今回も子を持つ親なら誰もが考える、子供の保険について考えてみます。
前回お伝えしたように『学資保険』
大きく3つの機能にわけることができます。
1、積み立て
2、育英
3、医療
です。
この絵を見てください。
一番上が積み立て部分
真ん中が育英部分
一番下が医療部分です。
これを順番に解説していきます。
本日は育英編です。
その他はこちらを
積み立て編
まず、育英って何なのか。
簡単に言うと契約者の死亡保障です。
学資保険の場合、契約者が親で、被保険者が子供というパターンが多いと思いますが、この場合、契約者である親が万が一お亡くなりになってしまった場合、学資保険の保険料は払えなくなってしまいますよね?学費を確保できないですよね?それを防ぐために、死亡保険がついていたり、払込免除がついていたりします。
この機能こそが、学費を保険で持つことの最大のメリットです。
つまり、志半ばでお亡くなりになっても、計画通り子供が大きくなり保険は支払い完了し満期を迎えても、どちらに転んでも学費はちゃんと準備できるということです。
近年では、本来の保険で持つ意味は忘れられて、単純にお金を貯めたいという理由で学資保険を検討される方も多いように感じますが、それなら保険以外の方法もあります(このあたりは積み立て編で説明しますね。)
けれど、この育英機能は保険でしか確保できませんので、いわば学資保険の花形機能です。
だからこそ!
その機能と特性をしっかりと理解してご加入しないと思わぬ落とし穴がまっているかもしれません!
上の図は、学資保険の育英機能を死亡保障という形で準備している形のイメージです。
それ以外にも、育英機能を払込免除という形で確保する保険もあります。
この『死亡保障』と『払込免除』の違いってわかりますか?
これ、もらうタイミングが違うのです。
例えば、お金を積み立てていき、満期で200万円の満期金を受け取る保険。この保険に学費の足しになればとご加入していたご家庭があったとして、契約者であるお父さんが、途中でお亡くなりになりました。
その場合、残されたご遺族が200万円を、死亡した時点で受け取れるのが死亡保障です。
その時から支払いが免除になり、予定通り満期で受け取れるのが払込免除です。
上の図は死亡保障機能のついた学資保険のイメージでした。
下の図が払込免除機能のついた学資保険のイメージです。
さあ、この死亡保障と払込免除どちらがいいのでしょうか?
模範解答はこうです。
より積み立て機能を重視したいのであれば、払込免除。
より保険としての機能を重視したいのであれば、死亡保障です。
一般的に、満期金は
死亡保障のついた学資保険<払込免除機能のついた学資保険
となります。
ただし!
これを知ってください!!
払込免除機能の学資保険の落とし穴をお伝えします!
仮に契約者であるお父さんが途中でお亡くなりになってしまった場合、
そこから本来払うはずだった保険料は免除になり、満期まで保険が続いていきます。
そのときの契約者は誰でしょうか?
当然お母さんになるかと思います。
お母さんはそれまでもそれからもこの保険の保険料を1円も払っていませんよね?
1円も払ってない契約者が、満期金を受け取ると?
これは所得と見なされる可能性がありませんか?
(このあたりは各保険によっても違うので各保険会社に必ずお問い合わせください)
それに対し、死亡保障で受け取ってたら、これは所得ではなく相続です。
一般的には、学資保険ぐらいの金額を学資保険をかけている年齢に受け取ると、相続で受け取る方が税制面で有利に働くことがほとんどです。
感情的にも、払込免除は、お父さんが子供のためを思い自分に何かあっても学費を残せるように準備していた、いわば愛情の結晶です。
その大切な満期金が全額もらえない(税金を搾取される)というのはいかがなものかと思うのですが?
一方、死亡保障のついてる学資保険は、たしかに返ってくるお金が払込免除機能のついた学資保険より少なくなるかもしれないのですが、こういうメリットもあります。
お父さんの死亡保障の一部を確保してるので、そのぶん掛け捨てのお父さんの死亡保障は少なくできる。
つまり学資保険以外の部分でメリットをだせるので総合的に見たらそちらのほうが安い保険料で多くの満期金を積み立てれるという言い方をできるのかもしれません。
もちろん、お父さんの死亡保障がそもそもどのぐらい必要でどのぐらい加入してるのかという必要保障額の算定などは必須です(このあたりはこちらの記事をご参照ください。主婦の死亡保険っているの?)
そのあたりを踏まえて僕なりの結論です。
より効率的にお金を貯めたいのであれば、学資保険にこだわらなくても他の方法もあるかと思います(このあたりは積み立て編で説明しますね。)
どうせ保険で学費を確保するなら、しっかりと保障も確保する『死亡保障』のついたタイプの学資保険がおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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