2017年からスタートした、この地方競馬のスタンプラリーの企画が、今月末で最終締切りとなる予定です。
今はコロナ騒動で競馬場に行きたくても行けない状況ですから、事実上はもう終了しているのと同じことですね。なんだか尻切れトンボになってしまった感じですが、事情が事情ですからしかたないところです。
この企画が始まったときは、実施期間が2年半もあるなら、もしかしたらその間に全場回れるのではないか?と思っていたものですが、実際には7個しかスタンプを押せませんでした。(実は期間中に水沢競馬場にも行ってるので計8個になっていたはずなんですが、水沢ではスタンプを押してくるのを忘れました…)
遠征はいつでも行きたいんですが、それなりにお金がかかるし…、というか、2年半が経つのが早すぎる…!(←ジジーになった証拠)
もし、この期間中に全場回れそうになったら、最後はばんえい記念の現地観戦で締めよう!
なんて、ヒソカに計画してたんですけどねー。
ところが、そのばんえい記念も、今年は無観客開催になってしまったのです…。
数ある地方競馬のレースの中でも、レースと観衆との一体感があるという意味では、ばんえい記念は特別な存在ではないでしょうか。
ばんえいファンならだれでも一度は現地で見てみたいと思うのが、このばんえい記念だと思います。もちろん、私もそのひとりです。
今年も、ずっと前から現地観戦を計画して、楽しみにしていた人がたくさんいるにちがいありません。残念なことです。
そういうわけで、今年はいつもと違う雰囲気の中でのばんえい記念になりそうですが、ばんえい競馬最大のイベントであることには変わりありません。
このレースに今年挑戦するお馬さんは、7頭になりました。
○1枠1番 牡10 コウシュハウンカイ 藤本匠騎手
長い間ばんえいのトップクラスの一角を占めてきたお馬さんですが、2016年以来参戦しているばんえい記念では、これまで3着、5着、3着、4着という戦績。安定感は抜群です。
どちらかというと、以前はシーズン前半の重賞に強かったイメージのお馬さんですが、今年度の充実ぶりは過去最高といえそうな内容でした。1月の帯広記念では920キロのトップハンデを背負いながら、本命のオレノココロを破ってしまった!
今年はもしかしたらばんえい記念も?と、陣営も期待したと思いますが、その後は7着、7着と振るわず…。
帯広記念がピークだったのか、見事復活があるのか…?
●2枠2番 牡8 センゴクエース 菊池一樹騎手
昨年の優勝馬で、現8歳世代の最強馬として名をはせてきたこのお馬さんももう8歳。
昨年は馬券を取らせてもらいましたし、連覇を期待したくなります。
もし勝てば、今年度から主戦を務めている菊池騎手にとっても大きな実績になりますね。菊池騎手は33歳ですが、今30代以下の若手でばんえい記念を勝った騎手はまだいません。
センゴクエースは、昨年夏から秋にかけて不調の時期が長かったので心配しましたが、最近は調子を上げてきています。
それにしても、1月のオープン特別以外は勝ち切れていないし、まだなんだか物足りないところは正直あるんですけど…、本番で一気に爆発するか?
●3枠3番 セン5 アアモンドグンシン 松田道明騎手
珍しい5歳馬の挑戦ですが、それだけ陣営の期待が大きいというか、将来に向けてこの大舞台を経験させるといいう意味合いが強いのでしょう。
しかし、1トンの重量を引くばんえい記念は、それだけにその後の反動がきついレースだと言われていますから、その点が心配になりますが…、そういうこともよく考えたうえでの出走なのでしょう。
ここで大きな期待を賭けるのは酷なようにも思いますが、長澤幸太騎手から乗り替わった松田騎手は、ばんえい記念を3回勝っていることも事実。長澤騎手はくやしいでしょうが。
どういうレースをするのか、今後のためにもしっかり見ておきたいところです。
もちろん、この頭数ですし、馬券圏内は十分あり得ると思います。オレノココロ、センゴクエースのどちらかが障害に手間取ったときは、2着もあるかも…?
●4枠4番 牡9 カブトゴールド 西謙一騎手
このお馬さんにかんしては…、まあ、ある意味参戦するだけで名誉なレースだから思いきって出走させたというところなんでしょうか。
例年なら、最後まで声援を送ってもらえる1頭になれそうでしたが、今年は無観客ですし…。
705キロまでしか引いたことがないお馬さんですから、第2障害を越えられない可能性もあると思いますが、この経験がのちにいいほうに出ることを期待しましょう。
●5枠5番 牡10 ソウクンボーイ 村上章騎手
オレノココロと同世代で、早くから活躍してきたお馬さんです。
最近もオープンで堅実に連対を続けていますし、帯広記念でも3着と好調。
なんだかんだいってばんえい記念も3回目で、過去の戦績は5着、6着でした。
今回の頭数なら、3着も当然あり得ますね。2着なら好配当が期待できそうですが、そこまではどうか。
●6着6番 牡9 ホクショウマサル 阿部武臣騎手
2、3歳時に世代チャンピオンになりながら、その後スランプに陥り、ノド鳴りの手術を経て、2年半のブランクを余儀なくされたという特殊な事情があるとはいえ、古馬のいちばん下のB4クラスからオープンまで全部勝ち続けて、31連勝という大記録を作ったホクショウマサル。そのマサルが、ついにばんえい記念に!
しかし、その連勝の過程では古馬重賞への参戦もなく、オレノココロ、センゴクエース、コウシュハウンカイの3強との対戦もないのです。負担重量も780キロまでしか経験してないわけですから、さすがにこの舞台でいきなり勝ち負けするのは難しいと考えるのが普通でしょう。
しかし、これまでの31連勝の勝ち方が圧勝すぎて、まだまだ余裕がある感じがするし、1200キロ超えの馬格も、オレノココロ、センゴクエースに劣らない。この馬に期待したくなる要素も十分あるんですよね。
何より、32連勝でのばんえい記念制覇を見てみたい!
予想というよりも願望です。
でも、そういう願望を持つ人が多いだろうから、人気になるんでしょうねー。
●7枠7番 オレノココロ 牡10 鈴木恵介騎手
まあ、普通に考えたら、この馬が勝つんでしょうきっと。
このお馬さんと陣営と鈴木恵介騎手は、これまでも、目標にしたレースに向けてきっちり仕上げてきて、きっちり勝ってきました。それを何度見せつけられたことか…。
今年も、前走の勝ち方からして、本番に向けて万全という印象です。
しかし、それをくつがえして勝ったのが、昨年のセンゴクエースだったのです。
ということは…、
どういうことになるんでしょうか…?
みなさんもいっしょに考えましょう!
私は、願望コミで、センゴクエース→オレノココロ、ホクショウマサル→オレノココロ、ホクショウマサル→センゴクエースの馬単3点勝負か、それにコウシュハウンカイ、アアモンドグンシン、ソウクンボーイを3着付けした3連単9点勝負でいこうと、今のところ考えてます。
もうひとつの注目は、鈴木恵介騎手と阿部武臣騎手のリーディング争いですが、
ここまでは、10勝以上の差を付けてリードしていた阿部騎手を、シーズン終盤に鈴木騎手が一気にまくるという、過去2年とまったく同じパターンになってます。
昨日も、阿部騎手が2勝すれば鈴木騎手は3勝という結果で、これで3勝差。
ケースケの勢いが止まりそうにないので、もはや勝敗は決したか?という感もありますが、
今日を含めて開催はまだ4日間残っていますから、タケトミが逆転する可能性もまだ十分あります。
というか、今年こそはタケトミにリーディングを獲ってほしいんです!
ケースケは11回も連続で獲ったんだから、もういいじゃない?
…というわけにいかないのが、勝負の世界ですよね。
こちらもどうなりますか、注目です!