金融業界から調理師への道と言うと、金融業界の人たちにも、調理師の人たちにも、どちら側にも驚かれるのですが、こういうキャリアチェンジもあっていい時代ではないかと思います。


この極端なキャリアチェンジには、相当の覚悟と努力が必要ですが、頑張っている自分を再び見ることができます。金融業界での若手の頃は、先輩方を見て、自分に足りない知識を得るために頑張っていました。10年20年と働いてくると、持っている知識や経験で仕事が回せるようになり、もっぱら若手への指示やアドバイスをすることが仕事となっていました。


本職での成長が鈍化する中、軽い気持ちで始めた調理補助のバイトで、全くの新人になり、日々学ぶことばかりの仕事に、調理師の方々のように、手早く美しく仕事をこなせるように、知識や技術を得ようとしている自分を久しぶりに見ました。立場も、シェフや先輩に教えてもらう立場になり、判断を迫られるのでなく、仰ぐことができる立場が新鮮でした。


こうして、調理師という第2の職業にシフトしようとしています。


健康寿命までの残存期間?を見据え、調理師として、自分がどこまで成長していけるのか楽しみです。こんなに残存期間の少ない人に、技術を伝授、指導してくださる先輩調理師(若い調理師の方も!)に、日々感謝の気持ちを忘れずに努力していきたいです。