音になる前。 | 空想dejavu  明鏡ゆらぎのひとりごと-

音になる前。





『音になる前』


              明鏡ゆらぎ








口から放たれ


音を得たモノ達は


きっと ほんの一部で





口から放たれることなく


音を得なかったモノ達の方が


実は少し先の時間で


誰かを救っていることがある





ただ不思議なことに


両者は鍵と鍵穴のような対であったりもする





その場で音を得たモノ達は

明確な意味を与えられると同時に




少し後になって


音を得なかったモノ達を指し示す


コンパスとしての役割も与えられている








なぜ その音だったのだろうか…










そう そこがコンパスが指し示す方向。










人間は考える能力は抜きん出ている


でも


それを表現する能力は まだそれに追いついていない





だから




直接上手に渡せないモノ達

大切過ぎて 現存する音では


足りない程のモノ達を


届ける方法を




僕達は

敢えて 届けない方法に 見出だした










そう 少し先の時間になってから




受け取りにきてもらう方法を。










今 想うと よくわかる。





今だからこそ わかる。





その類。











人間 届けたいのは 音


ではなく 想 の方。





相手の心を。


相手に心を。


心が 相手を。


心で 相手を。




想。






意外に とても大切なことだろう。









花がきれい


花が好き



音になる前では理由は大抵 後に来る








つまり


感じること 想 が最初なんだ。








            ー音(コトバ)になる前ー