ゆらぎの詩々
『ゆらぎの詩々』
明鏡ゆらぎ
春 空は青く歌い
夏 雲は白く奏でる
秋 山は紅く叫び
冬 川は透けるように光る
大地はいつも どっしりと構えている―
ツバメの雛の声を聞き 虫達が目覚め
セミの高音を背に ひまわりが太陽に手を突き上げ
すずむしの奏での中 稲穂は夜風をゆりかごに
こぼれる白い息は 生物のぬくもりを一番感じさせる
山はいつも 大地をしっかりと掴んでいる―
風詩
波詩
葉詩
花詩
虫詩
雨詩
雪詩・・・
何一つ同じ詩は存在しない
知っているんだ
それでも自分達は自然だって事を
すべては「自然のゆらぎ」の中
人間はまだ うまく歌えないようだね
大丈夫
僕達にも きっと 歌える日がくるよ
「自然のゆらぎ」の中
人もまた 自然の一部で
人自身もまた 自然であることに気付きさえすれば
きっと 歌える
未だかつて
誰も聴いたことのない
『 人の詩 』 を・・・
