作曲法「コーライティングの教科書」(山口哲一  伊藤 涼著 )を読んでみました | LET IT BE弾き語り大反響@hiroshi   目標 あなたを元気にするライブ
「コーライティングの教科書」をパラパラと読んでみました。

そして、私はメロディー重視型のトップライナーを目標にしようと思いました。

現在、日本でコーライティングのことを書いているのはこの本しかないそうです。コーライティングに興味のある人のみ読んで下さい。


欧米においてコーライティングという作曲法が普及しています。

コーライティングとは、自分の得意な分野を活かし、苦手なことは他人にアウトソーシングする作業です。

まずは自分を知ることです。

自分が得意なこと、苦手なことをしっかり見つめ直す。

あなたの”売り”はなんですか?

タイプ別判別法とアドバイス


 メロディ重視型 
トップライナーといわれるメロディメイクの役割を担うのがおススメです。…弾き語りでもいいし出来上がっているトラックにたいして即効で歌ってもいい。ある程度見えてきたデモに対しても、オケや世界観との折り合いを付けてブラッシュアップしながらメロディの構築をしていきます。




注力ポイント

メロディをどんどん出せるようにする

自分の歌のエディットはできるようにする。

歌詞を書けるようにする。

 サウンド重視型
リズムトラックや音色、ミックスといった分野に興味を惹かれがちで、ブラグインエフェクトやソフトシンセの動向もチェックを怠らない、最新のリズムに詳しい…トラックメーカーを担当することになります。 

 


注力ポイント

アレンジもできるようになる。 

生楽器のレコーディング/ディレクション
 
ミックスの技術とセンス

 ディレクター型
  トラックも作らないしメロディも主導的には作らなで、あえて客観的な目線で意見を言う立場…ディレクター型の一番大事なところは、楽曲の明確なイメージを持つことでしょう。そのイメージが、チームの進むべき道の標になるのです。

注力ポイント  

出来上がった楽曲をピッチングできる環境作り  

楽曲の明確なイメージをもつ 

作詩をできるようにする
 
コミュニケーション能力を磨く

何人でコーライティングするのが良いのか

コーライティングでの役割

○トラックメーカー○トップライナー○アレンジャー○作詞家○仮歌○デイレクター

2人でのコーライティング

トラックメイカートップライナーの組み合わせでお互いの得意分野を活かしていくスタイル

トラックしか作れない人と、メロディーが作れて歌えるけどDTMが苦手な人の共同作業

もともとバンドをやっていて、ボーカルとキーボードテイストが残って一緒に曲を作っている、そんなイメージです。

3人以上のコーライティングも、この2人でのコーライティングバリエーションと考えてよいでしょう。

3人でのコーライティング

トラックメイカー、トップランナーディレクターが組むと、かなり良い感じになるはずです。

4人以上だと外れる可能性が高くなるし、2人だと面白みが少ない。

3人でのコーライティングが、一番バランスが良いと考えています。


4人でのコーライティング

3人コーライティングにプラス1人という考え方です。

例えば、トラックメイカー、トップライター、ディレクタータイプの3人に、仮歌詩を書けて、歌を歌える人が参加するパターン。

参加メンバーがそれぞれの才能を活かせるのは、4人でのコーライティングまでで、それ以上だと”ただ人数が増えていくだけ"という感じがします。

コーライティングの方法論

対面型①ファーストデモ先行型

何人か集まって、その日はファーストデモ(メロディとコードだけの簡単なデモのこと。)を作るところまでで終えて、後はネットでやりとりをするような形です。
大事なのはとにかく話すこと!「このチームでこういう曲を作ってみてはどうか?」とリファレンス曲の出し合いなどをする。これは、お互いをよく知り最も適した目標を設定するため。

対面型②トラック先行型

トラックメーカーが用意してきたトラックから、使えそうなトラックがあったらそれをベースにメロディやコード進行を考えていく形です。

トラックから一つを選んだら、それをループで流す。ボーカリストはそれに合わせて、即興で歌う。いいメロディがでたら録っていきディレクタータイプはそれを上手くまとめていくと、短時間で素晴らしい曲ができてしまうことがある。
 


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