おはようございます。
心と身体をつなぐカウンセリングセラピスト
つぎたにあきです。
ナムルをあれこれ仕込んだときに行き着く最後のメニューは、これ。
鉄鍋で作ると熱々で、底がとてもよい具合に焦げておいしい。
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このあいだ、戦争カメラマンの渡部陽一さんが出演したラジオ番組を聴きました。
対談相手の日々野克彦さんから、ゆっくりはっきりとしたその独特の話し方について問われた渡辺さんは、
そのはなしかたについて、
子供のころからの話し方でもあるんです、としながらも、
大人になって外の世界に出たとき、
言葉がわからなくても通じなくても、どこ国のどんな言葉の人にも、
自分の気持ちや考えをわかってもらいたい、言いたいことを伝えたい。
だから、たとえ片言であってもその国の言葉、身振り手振り表情で、
どうにかわかってもらえるよう、ゆっくりとはっきりと話していると通じることがあってとてもうれしかった。
それでそうやって話しているうちに、この話し方が定着したんですね。
と、そんなふうなことを話していました。
それに対する日比野さんの反応もとてもおもしろかった。
なんか、言葉というか言霊というか、
ことばよりももっと奥の気持ちが、言葉というものを介して、振動のような響きになって、それが空気を伝って相手にも届いているんでしょうね。渡辺さんと話していると、そういう感じがします。
と。
多分届いているのは、
誠意のようなもの、、、伝えたい、話したい、わかってほしい、というまっすぐな気持ちと、なんとか伝えようとする工夫と熱意。なんじゃなかろうか。
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あたりまえだけど、思いは、伝えようとしないと伝わらない。
何かの本ででてきたこんなことばもある。
「自分のことを話したり伝えたりする努力はせず、いつも誰も自分のことをわかってくれない、と、すねるのは、どうかとおもう。」
ほんまやな、とおもう。
。。そこで、
伝えるためには工夫がいるなあ。とおもうのです。
なにもしなくても勝手に思いが伝わり、いつも自分をきちんと理解してもらえているのなら、誤解も起こらないし、きっとさほど悩むこともないのではないかな。
でも残念ながらわたしたちはエスパーじゃないから、やっぱりそこは伝えるための努力と工夫がいる。
思いや考えをつたえる術は、直接「話す」だけでなく、
なにかに書いて伝える、いまならメールやメッセージなんかもあるし、絵を描くなんていうのもあるかもしれない。
「話す」のは苦手だから自分には無理。 と、あっさり切り捨てる前に、まだまだ考える余地はあるとおもう。
それに、
「話す」ひとつをとってみても、
一気にはなす、ゆっくりはなす、何回かに分けてはなす、間を置く、待つ、質問してみる、、と、そこでもいろいろ、工夫できることがありそうです。
自分がいちばん安心できて、焦らずに自分の気持ちや考えをまとめることができる手段を想像して工夫してみる。
ひとつの方法にとらわれたり、あっさりと可能性を切り捨ててしまわず、もっと自由なやりかたで、自分の考えていたこと、思いや、気持ちを伝えてみる。
思いは、伝えようとしないと伝わらない。
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ひさしぶりに、これもどうぞ。
それぞれの違いを、テレパシーじゃなくちゃんとことばで確認しあって、お互いに快適な関係を築くひとつの手段。
性格や考え方を変える努力よりも、もっと簡単な技術と工夫です。
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ここ最近感じているカウンセリングや心の世界のおもしろさというものがあって、
それは、
目に見えない「こころ」が題材となる不思議な世界であると同時に、
ちょっとした技術や工夫という、超現実的なアプローチで、悩みの半分くらいをクリーンにできることがある、というところ。
なんだかよくわかんないけど不思議でおもしろくて、そして最終的には自分に優しい世界がひろがる対話のじかん。
よくわかんなくて不思議で、まるで非現実的にみえる世界と超現実的な部分が隣り合う世界。
わたしがいま、実際に対話に来てくれる方々とともに歩いているのは、こんなふうに自由で優しい道。
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