無限には限界も制限もありません。
神は果てしなく広がっています。
知り尽くすことは絶対に出来ません。
人間はいつまでも進化し続けます。
進化するにつれて受容力が増します。
受容力が増すにつれて理解力が増し、その分だけ神を理解できるようになります。」
一 ここに二人の人間がいて、一人は元気盛り、もう一人は死期を迎え、肉体との関係が希薄になっているとします。
この場合、後者の方が霊的な影響を受けやすいのですか?
「必ずしもそうとは言えません。
肉体から離れたからといって、必ずしも進化するとは限りません。
私たち霊の世界にも、地上の人間より進化の低い霊が、それはそれは大勢います。
肉体はその本性によって、精神の表現を制約していますが、魂の発達の余地はふんだんに存在します。」
一 その発達のために努力することが、魂の役に立つのだと思います。
そうでなかったら、地上に存在する意味がなくなるからです。
肉体というハンディキャップを背負いながら、成長しようと努力することが魂の薬になるのだと思います。
「もちろんですとも。
困難を克服しようと努力する時、次々と降りかかる障害に必死に抵抗する時、不完全さを補い完全に向けて努力する時、そうした時に神性が発揮されるのです。
それが進化です。」