「そうも言えますが、逆の方が多いようです。
というのは、死んで霊界に来た人でさえ、霊的波長より物的波長の中で暮らす霊が多いのです。
ですから肉体をまとった人間は、よほど発達した人でない限り、たいていは物的な波長にしか反応を示さず、私たち霊が送る波長には全く反応しません。
そこで、あなた方地上の治療家が必要になるのです。
霊的波長にも物的波長にも反応する連結器です。
治療家に限らず、霊能者が常に心の修養を怠ってはならない理由はそこにあります。
霊的に向上すれば、それだけ仕事の範囲が広がり、より多くの価値ある仕事が出来ます。
そのように法則が出来ているのです。
ですが、そういう献身的な奉仕の道を歩む人は、必然的に孤独の道を強いられます。
ただ一人、前人未踏の地を歩みながら、後の人のために道しるべを立てることになるからです。
あなたには、この意味が分かるでしょう。
優れた特別な才能には、それなりの責任が生じます。
両手に花とはいきません。」
一 治癒エネルギーのことを説明された時、霊的なものが物的なものに転換されると言われました。
その転換は、どこで行われるのですか?
どこかで行われるはずですが。
「使うエネルギーによって違います。
信じられない人がいるかも知れませんが、第三の目や太陽神経叢などを使うことがあります。
そこが魂と精神と肉体が合一する場所です。
これ以外にも患者の潜在意識を使って、健康な時と同じ生理反応を起こさせることで、失われた機能を回復させる方法もあります。」