悪の原因には、そうした卑劣な人たちがのめり込んだ、薄汚い社会があるのです。
しかし一方で、人間は無限なる可能性を秘めています。
人間の魂は暗黒から光明へ、下から上へ、弱小から強大へ向けて、進化の道を向上していきます。
もし闘争も困難もなければ、魂にとって征服すべきものがありません。
人間には神の無限なる属性が宿っていますが、それは努力して開発することによって発揮されます。
その開発のプロセスは黄金の採取と同じです。
粉砕し、精錬し、磨き上げねばなりません。
地上もいつかは邪悪が大幅に取り除かれるでしょう。
しかし、改善の可能性はなくなりません。
なぜなら、人間は内部に宿る神性を自覚するほど、昨日の水準では満足できなくなり、明日の水準を一段高くセットするからです。