よくよくの例外を除いて、何も創造していません。
人間は受信局であると同時に発信局です。
まず外部から思念が送られてきます。
それがあなたという受信局で受け止められ、それに何かが付加され発信されます。
それを別の人が受信するのです。
あなたに届いた時の思念と、あなたから発信される時の思念は同じではありません。
あなたという個性によって、波長が高くなることも低くなることもあります。
豊かになることも貧弱になることもあります。
美しくなることも醜くなることもあります。
新たに生命力が付加されることも衰弱することもあります。
しかし、それとは全く別に、霊的な波長の調整によって、あなたと同じ波長をもつ霊からインスピレーションを受けることも出来ます。
人間が死んで私たち霊の世界に来ます。
その時、精神と魂に宿っているものは何一つ失われません。
それは霊的であり、無限であり、霊的で無限なものは絶対に無くならないからです。
その魂と精神に宿る資質は、その後も成長し発達し成熟していきます。
そうした魂を宿しているからこそ、霊界に来てしばらくすると、地上の人間のために役立ちたいと思うようになります。
やがて自分と同質の人間を見出します。
あるいは見出そうと努力します。
地上で詩人だった人は詩人を探すでしょう。
音楽家だった人は音楽家を探すでしょう。
そして死後に身につけたものを全て、惜しげもなく与えようとします。