惜しげもなく与えようとします | シルバーバーチの霊訓より

シルバーバーチの霊訓より

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物質の世界に住んでいるあなた方人間は、極めて創造性の乏しい存在です。

よくよくの例外を除いて、何も創造していません。

人間は受信局であると同時に発信局です。

まず外部から思念が送られてきます。

それがあなたという受信局で受け止められ、それに何かが付加され発信されます。

それを別の人が受信するのです。

あなたに届いた時の思念と、あなたから発信される時の思念は同じではありません。

あなたという個性によって、波長が高くなることも低くなることもあります。

豊かになることも貧弱になることもあります。

美しくなることも醜くなることもあります。

新たに生命力が付加されることも衰弱することもあります。

しかし、それとは全く別に、霊的な波長の調整によって、あなたと同じ波長をもつ霊からインスピレーションを受けることも出来ます。

人間が死んで私たち霊の世界に来ます。

その時、精神と魂に宿っているものは何一つ失われません。

それは霊的であり、無限であり、霊的で無限なものは絶対に無くならないからです。

その魂と精神に宿る資質は、その後も成長し発達し成熟していきます。

そうした魂を宿しているからこそ、霊界に来てしばらくすると、地上の人間のために役立ちたいと思うようになります。

やがて自分と同質の人間を見出します。

あるいは見出そうと努力します。

地上で詩人だった人は詩人を探すでしょう。

音楽家だった人は音楽家を探すでしょう。

そして死後に身につけたものを全て、惜しげもなく与えようとします。