「あなたに知ってほしいことは、あなたの亡くなった妹さんとお父さんは、いつも側にいてくれているということです。
これはまだまだ知らない人が多い、大切な秘密です。
いつも一緒にいてくれているのです。
あなたを愛し、力になってあげたいと思っているからです。
このことを人に話しても信じてくれませんよね?
みんな目に見えないものは存在しないと思っているからです。
このことを理解しないために、地上では多くの悲しみが生じています。
理解すれば、死を悲しまなくなります。
死ぬことは悲劇ではないからです。
あとに残された家族にとっては、悲劇となることがありますが、死んだ本人にとっては少しも悲しいことではありません。
新しい世界への誕生なのです。
全く新しい世界へ向上して行くことなのです。
あなたもそのことを、よく理解して下さいね。
亡くなった妹さんのことは、小さい頃に見たことがあるから、よく知っているでしょう?」
一 今この目で見てみたいです。
「目を閉じれば見えることがあると思いますよ。」
一 この部屋にいる人が見えるようにですか?
「全く同じではありません。
“霊の目” で見るのです。
霊の世界のものは肉眼では見えません。
同じように、霊の世界の音は肉体の耳では聞こえません。
今、お父さんが “とても嬉しい” と言ってますよ。
もちろんお父さんは、あなたのことを何でも知っています。
いつも面倒を見ていて、あなたが正しい道から逸(そ)れないように、導いてくれているからです。」
一 ぼくに代わって、お礼を言って下さいね。
「今の言葉は、ちゃんとお父さんに聞こえてますよ。」