知っていることと、それを応用することは別問題です。
知識は実生活に活用しなくてはなりません。
死を悼むのは、霊的知識が実際に適用されていないことを意味します。
地上生活を地上生活だけの特殊なものとして区切って考える習癖を改めなくてはなりません。
つまり一方に物質の世界だけに起きる特殊な出来事があり、他方にそれとは全く異質の霊的な世界だけの出来事があって、その二つの世界の間に、水も漏らさぬ仕切りがあるように考える、その習癖から卒業しなくてはなりません。
あなた方は今そのままの状態で、すでに霊的な存在です。
死んでから霊的になるのではありません。
違うのは、より霊的になるという程度の差だけであって、本質的には少しも変わりません。
あなた方にも霊的な財産である、各種の才能とエネルギーが宿されているのです。
今からあなたのものなのです。
肉体に別れを告げたあとで配給を受けて、それを霊体で発揮しはじめるというのではありません。
今日、いまこうしている時からすでに宿しているのです。
居眠りをしながら、時おり目を覚ます程度でしかありませんが、ちゃんと宿していることには違いありません。
霊的知識を手にしたあなた方は、人生のあらゆる問題を、その知識の光に照らして考え、そうした中で霊的な所有物、才能の全てを発揮できるようにならなければなりません。