大切なのは身体への影響ではなく、魂の琴線に触れる体験です。
ですから、私はこれから先のあなた方の生活に問題が生じないとは決して申しません。
苦労がないとも申しません。
障害やハンディを背負うことがないとも申しません。
もしそんなことを言えば嘘になります。
地上生活は、内部の完全性が、不完全な環境の中で表現を求めようとする、闘争の場です。
金塊が不純物を払い落としていく試練の場です。
霊的開発と成就の道には、困難と苦痛と障害とハンディが必要不可欠です。
もしも霊的な宝が容易に手に入るものであれば、それはもはや手に入れるほどの価値はないことになります。
自己鍛錬、自己制御、自己開発、これらを成就するのが人生の目的です。
これは容易に出来るものではありません。
王道はないのです。
悪戦苦闘すること、暗闇の中に光を見出そうと努力すること、嵐との戦いの末に再び太陽の光を見て、その有難さをしみじみと味わうこと 一 魂は、こうした体験を通して初めて成長するのです。
低く身を沈めただけ、それだけ高く飛躍することが出来るのです。