教会で行われる婚礼では “死が二人を別つまで” という言い方をしますが、もしも二人が霊的に結ばれていなければ、死が訪れる前から二人は別れております。
そこに愛があれば、二人を別れさせるものは何もありません。
愛は宇宙における強力なエネルギーの一つです。
ひたすら人類のためと思って働いている、霊界の高級霊を動かしているのも愛なのです。
私たち霊は、自分自身のことは何一つ求めません。
崇拝して頂こうとは思いません。
敬って頂こうとも思いません。
もしも私たちが何かのお役に立てば、そのことを神に感謝して頂き、ご自身が恩恵を受けたそのお返しに、他人へ恩恵を施してあげて下されば、それでいいのです。
今、地上にはびこっている欲望は、是非とも愛と置きかえないといけません。
なぜならば、愛は霊性の表現の一つだからです。
愛は色々な形をとります。
哀れみ、奉仕、友情、協力などです。
人間は、誰であろうと、どこにいようと、お互いがお互いになくてはならない存在です。
肌の色、階級、国家、言語 一 こうしたものは物質的な相違に過ぎません。
霊的に言えば、皆さんはお互いにつながり合った関係にあります。
人類は一大霊的家族を構成しているのです。
なぜなら、霊性という共通の要素が、神とのつながりと同じように、切っても切れない絆によって、しっかりとお互いを結びつけているからです。