人間は生き続けます。
地上で永遠に、という意味ではありません。
地上的存在に不滅はあり得ないのです。
物的なものには、その役割を終える時期が定められております。
分解して元の成分に戻っていきます。
大自然の法則の一環として、物的身体はそのパターンに従います。
が、あなたそのものは存在し続けます。
生き続けたくないと思っても、生き続けます。
自然の摂理で、あなたという霊的存在は生き続けるのです。
ある種の教義や信条を信じた者だけが、永遠の生命を与えられると説いている宗教がありますが、永遠の生命は宗教や信仰や憧れや願い事とは無関係です。
生き続けることは、変えようにも変えられない法則であり、自動的にそうなっているのです。
そもそも人間は、死んでから霊となるのではなくて、もともと霊であるものが地上へ肉体をまとって誕生し、その束の間の生活のためではなく、霊界という本来の住処へ戻ってからの生活のために、発達と開発をするのですから、死後も生き続けて当たり前なのです。
元の出発点へ帰ることであり、地上のものは地上に残して、宇宙の大機構の中で、あなたなりの役目を果たすために、霊界でそのまま生き続けるのです。
その無限の宇宙機構の中にあって人間は、一人の例外もなく必ず何らかの役目があります。
そして、それを果たそうとすると、色々と困難が生じます。
が、それは正面から迎え撃って克服していく挑戦と心得るべきです。
困難と障害は、魂を発達させ進化させていく上で、必要不可欠の要素なのです。