店を出て
駅に向かう。


『あぁ。贅沢したし
今日は帰るのか』と思った。
少し寂しいと
一日一緒にいれると勝手に思っていたので、少し恥ずかしくなった。


だけど、行き先は駅じゃない。



少し歩いたところで
『誕生日だから』と
ホテルを予約してくれていると告げられた。

『あぁ。
ちゃんと好かれている』
と不安がまた解消された。



ホテルについて
一枚の封筒を渡された。

そう。
誰にもあげたことのないプレゼント。

私は手紙を書いてと
ねだったのだ。

手紙を書いてくれたら
他には何にもいらないと言ったのに、
彼は沢山の思い出を私に残してくれた。




彼に抱かれると
何だか自分が可愛くなる。
私より細いのに
私より広い背中に
私はしがみつくのが好きだ。


今、
久々に誰かを愛おしいと思えている。
25歳の誕生日。

ちょうど、土曜日で
彼に会う日。

そう。
私達の関係はまだ続いてます。



前から誰にもあげたことのないプレゼントをねだってみた。


彼は仕事なので
夜に待ち合わせ。

出会ってすぐに
プレゼントを渡された。
彼が選んで買ってきてくれたサマンサの鞄だ。

何にもないと思っていたので、素直に嬉しかった。
驚きもあった。
私の好みを分かっている。それだけ一緒にいたんだと実感した。

そのまま歩いて
お洒落で小さなイタリアンレストランに連れてかれる。

予約していてくれていたのだ。


前菜にサラダに
メインにパスタ。
私の嫌いなお肉はちゃんと避けてくれてた。

きっと忘れない。
25歳の誕生日を。
待ち合わせ場所に来た彼ともう一人の♂と
三人で居酒屋に向かう。


初オフということもあって緊張する私を
二人は気を使って
楽しませてくれたのを覚えている。


初オフは
普通に飲んだり
食べたりするだけで、
友達と飲みに来ている
そんな感覚だった。


彼は
話をしても楽しくて
話題が豊富で
笑った顔がとても可愛く
もう一人の方に失礼だけど私は
彼ばかり見ていた気がする。