別居生活が始まりました。
3DKのマンションにひとり暮らし、しかも不在のかみさんの荷物に囲まれて。
こういうときって相手についてはよかった点しか思い出さないものです。
逆に自分の至らなかった点ばかりが頭に浮かび、後悔と反省に押しつぶされそうでした。
ダメだってわかっていても、謝罪したい・泣き言を聞いてほしい、とにかくきみと話したいって気分でした。
正直もう離婚する気なんだと諦めてる自分がいて、むしろその後の暗黒期を想像して怯えていた気がします。おれが描いていた未来はすべてかみさんが一緒でした。この歳でひとりぼっちか……。彼女も事情は一緒。孤独を選んでまで、おれと離れたいのか。
よいか悪いかは別に、最初の1週間で自分が取った行動は以下の流れでした。
- 別居・離婚について書かれたブログを読みまくる。
- 信頼できる人(親友ふたり・弟)に電話し、悩みを聞いてもらう、愚痴る。
- バツイチの知り合いとアポを取る。
- 独身時代を思い出し、家事を一通り自分でこなす。
2週目になって、かみさんが惚れてくれた自分を取り戻そうという意識が出てきました。
- 結婚して3年目に離れてしまったジムに通う。
- 食事を制限し、体重を落とす。
- 今後に役立つ技術・知識を勉強する。
- 本当にやりたい仕事は何か考える。
- 部屋を整理整頓し隅から隅まで掃除する。
- かみさんと繋がっているSNSに家事の様子を上げる。
実は1週目に大きな失敗を犯しています。
彼女はプライドが高く、人に心を許さない人です。友達にすら弱みを見せません。
病気のことも別居のことも話していないようでした。
ものすごく悩んだのですが、自分たちが今別居していること、彼女は病気のため誰かの助けが必要だと思うがこの状況では自分に頼らないだろうこと、を彼女の親友に伝えました。
彼女の親友は「あの子の性格は知ってる、たしかに人に頼らないと思う。会って様子を見てサポートできることはします。片方の言い分だけしか聞いていないと判断が難しいのでさり気なく聞き出してみるつもりです。わたしは彼女の友達なので究極的には彼女のために最適と考えるアドバイスをします。ただ、モッドさんも心配です、あまり思い詰めないでください。」と回答しました。よかれと思ったこの行動の結果、後日かみさんから怒り心頭の連絡(「なんで夫婦の話を人に言う?10年間何を見てきたの?あんたのやることはいつもズレている!」)が入りました。わかる、わかるから悩んだ、ごめんなさい。わからないのは親友さん、なんでバラすのか。
合わせて、2週目の動きも逆効果でした。
自分が留守の際にマンションに上がり、部屋の様変わりを目撃する、SNSで家事の様子を見ることにより、「追い出しにかかっている、いなくても平気って言いたいの?」と思わせてしまいました。自分の親友からも「ちょっと待った!モッドなんかおかしくなってるね、冷静な判断ができなくなってるんじゃない?落ち着こうよ!」と言われました。
3週目、家に残された共有PCから、彼女が本格的に引越し先を探していることがわかります。業者とのやり取りを発見してしまったのです。しかも部屋の内見は男女二名で伺う、とありました(!)。ん……誰と?なんだかもうよくわからないんですけど……。
さらに共有PCから衝撃的な事実が判明します。
彼女が法律相談所とやり取りした履歴が出てきました。最初は離婚の相談だと思いました。普通そう思いますよね。違うんです。
2017年、彼女は知人と折半で会社を立ち上げていました。2018年にその会社は経営破綻し、知人の方は自己破産・債務整理したとのこと。知人と彼女の間に会社設立資金を知人が立替えた旨の誓約書が結ばれており、債権回収者にそれが流れたようです。法律事務所への相談は「わたしが払わなきゃいけないんでしょうか?」でした。
絶望しました。
彼女は自分と結婚したときに借金がありました。やっと返したのに。同じことを繰返している。
しかもまったく自分に相談してくれなかった、ここに至っても。
もうダメだと思いました。
