今日のお昼はどーしようかなぁ。

ひょんなことから見つけて、気になっていた路地裏のロースタリーらしき店舗。

3月に見つけたときは、オープン前の工事中だった。

そろそろ開店してるかもと楽しみにして行ったけれど、今日は定休日だったらしい。シャッターが閉まっていた。

んー、コーヒー飲むつもりだったのに、どーしようかなぁ。

ほかに、気になるお店もあったけれど。

ごつい昼メシ的な感じは、ちょっとちがう。かといって、カフェ風ランチでもない。

あ、コーヒーと焼菓子って良いかも。と思い、テイクアウトばかりで、店内利用をしたことがないお店に向かった。

バナナブレッドとドリップコーヒーをオーダーして、窓際の席に座る。

席に座っているのは、わたし一人。あとからいらっしゃるお客さんは、皆さまテイクアウトばかり。
コーヒー豆をセットして、グラインドする音が聞こえたとたん、挽きたてのコーヒー豆の香りが店内に広がった。

この感じ、中深煎りかなぁ。酸味は強くなさそうだから、バナナブレッドと合わせて正解だったかも。と、漂う香りを楽しみながら抽出を待つ。
お客さんは引きも切らず、あとからあとからいらっしゃる。そして、皆さま、テイクアウト。

そんなこんなで、15分ほど経ったかな。ハンドドリップじゃないし(いや、ハンドドリップだとしても)、さすがに抽出は終わっているだろう。

お店の方に声をかけようにも、レジには次々とお客さんがいらっしゃる。スタッフは、表にお二人。プラス、奥の厨房にお一人。
忙しそうだもん、声かけたらあれだな。と思案しているうちに、さらに5分経過した。

ふと、今さっきいらしたお客さんのドリンクが出来上がって、お渡ししている様子に気がついた。 
じゃあ、いいかも。「すいません。コーヒーって、まだ時間がかかりそうですか?」とスタッフの方にお声をかけた。 

「あ、あー!すぐにお届けしますっ」とレジの女性がおっしゃる。
「遅くなりましたぁ。こちら、良かったらどうぞ」と満面の笑顔で、コーヒーとともにクッキーを添えてサーブされた。

ご厚意のクッキーはありがたく頂戴して、「ごちそうさまでした」「ありがとうございまぁーす」のやりとりも終えて。

さて、接客で大事なこと、っていろいろあるじゃん。
明るく楽しくフレンドリーであることって、大切な要素のひとつ。粗相をしたとしても、なんでもかんでも謝ればいいってものではない、ってのもあるっちゃある。

せやけどな。とわたしの中の関西のおばちゃんが顔を出す。
こんなん、あかんちゃう?コーヒー冷めてへんの、マシンでずーっと保温したはったからやん。
酸味出とるで、フレーバーの酸味ちゃうで。と、内心、いけず言いまくり。

と言うだけ言ったけれど。
とってもお勉強になりました。人のふり見て、我がふりなおせ、だもん。

多少難ありな状況でも、機嫌が損なわれることがなかったのは、ワルダブルコース後で上機嫌だったから。

頭が軽くて、孫悟空の頭の輪っか(名前、分かんない。オリエンタルでおしゃれな感じのやつ)をはずしてみたら、こんなんちゃうか。
首がスムーズに回って、肩も回る。息が深く入って、足取りも軽い。こんな状態で、機嫌が悪くなりようがない。

さて、今日のゆうごはんのメニューは決まった。ズッキーニとツナのサラダ、ぎんなんと三つ葉のだし巻き玉子、そして肉巻きおにぎり。

なんだか、目が開けていられないくらい眠い。ちょっとお昼寝しよっと。