義理と人情を秤にかけりゃ、とか。
男は黙ってサッポロビール、とか。
良いとか悪いとかそーゆーんじゃなくて。わたしのベースにある、これらの感覚。

いやぁ、隔世の感がある、かなぁ。かなり、あるかも。

冒頭の、義理と人情、といえば。
緋牡丹のお竜と、女賭博師のお銀が、大好きだった小学生のころを思い出す。映画館でリアルタイムで見ていたわけではない。土曜日のお昼過ぎにテレビでやっていたのを、かぶりつきで見ていたっけ。

しょっちゅう見ていたくせに、ストーリーは覚えていない。「入ります」とクールに決める江波杏子の凄みのあるかっこよさから、ただただ目が離せなかった。

さて、秤にかけるとしたら?
義理を欠くのはいやだし、人情味が無いのはちょっと。うーん、それぞれ重いもの。任侠の世界に住んでいないのだから、ほどよい重さでバランスとれれば良いのかな。

もうひとつ、ビールの方は、黄色の星よりも赤星のほうが断然好み。それは時が経っても変わることなく。

それはそーと。

這えば立て、立てば歩めの、親ごころ。みたいなものが、自分に対してあんまり無い。
上へ上へ、もっともっと、もそんなに。

なにもしないのは停滞、ではなく後退になるのだとしても。それでもいーじゃん。って、はー、つかれているのかな。 

ふと空を見上げて、「言わぬが花」と思わずつぶやいた。なんで、なんでなんで? 

今日は風が強めだけど、気温が低くて過ごしやすかった。
ようやくゴールデンウィークが終わる。思っていた以上に、体感的には長かった。 

季節は確実に進んでいる。
けれど、気持ちが置いてけぼりになっちゃって。

タイムラグがある、というかジェットラグのような感じに似ている