初めての「腸のお作法」は、おどろきに満ちていた。
っていうのは、頭サイドの話で、身体サイドではそんなことないのかもしれないなぁ。


しょっぱなのお稽古に、大幅に遅刻したたわけ者。真野さん、申し訳ございませんでした。そんなわたしに、真野さんは優しかった。

むずかしいことを言われたわけではないのに、出来ない。自覚していない身体の左右差に気がついて、びっくりする。息を吸い込んだら、左右同じように入っているものと思っていたら、とんでもなかった。 

苦手な方に気がついたら、すぐにできるようになるか?と言ったら出来ない。できないことだらけに愕然とする。出来ると思てたん?いや、そうじゃないけど、ここまでへっぽこだとは。

前も後ろも上も下も、なぁんか左側がもうひとつだった。動きがぎこちないし、なんだかおぼつかない感じ。

尾てい骨、恥骨、仙骨、えーっと。横隔膜…ってこの辺だっけ?母指球、小指球、かかと、って、あーっ。

足の指は、目視せずに動かそうとすると、人差し指と中指がごっちゃになる。薬指を動かそうすると、小指がついてきちゃう。わーん。

動かせない部分を意識していると、つい息を止めてしまう。眉間に皺がよる。ひーっ。

わたしの身体って、こんな動きをしているのか。ってゆーか、身体の一部分しか使っていないのだなぁ。

できなかったこと、ぎこちなかったこと、あれこれ復習しよう。

さて、本日は、お稽古の行きに乗り慣れている日比谷線ではなく乗ったことのない都営新宿線で行くことに決めたところからのスタート。 なんとなく。

新宿駅のレイアウトはわかっているもん、と思ったものの、初めての都営新宿線のホームについたとたん心配になった。

大丈夫、これに乗れば着くんだから、と来た電車に乗ったものの「次は初台ー」とアナウンスが聞こえて驚愕。ドアが開いたとたんに、ホームに飛び出す。逆や、どこ行くつもりや!と内心つっこみながら、新宿方面に乗り換える。 

大丈夫、時間に余裕を持っているし、スタジオは岩本町駅から3分のところみたいだし。と、思ったものの。

方向音痴やし、地図アプリとか使こたらええやん。いやや、そんなん使こたら、方向音痴克服できひん。

高速道路の向きを、左右逆に見ていたたわけ者。しかも地図上のデイリーヤマザキに検討をつけて歩き出したら、交差点のあっちにもこっちにも向こう側にも、デイリーヤマザキ。

デイリーヤマザキだらけに途方に暮れての、大幅な遅刻。腸のお作法を習う以前に、お稽古を受けるお作法ができていなかった。

次回、A5出口出て逆に行かんように。