春はあけぼの、な今時分。

山のはしっこの空がだんだんと白くなっていく様子は、見たことがないから分かんないけれど。

夜の側から朝に向かって、スイッチしていく空の色って、季節を問わず好き。

うつりかわる色を、ミルクティを片手に眺められたら至福。

昼の側から夜に向かってスイッチしていく空も、素敵。

夜の濃さが増していく様子を眺める時間は、なんとも言えない。手元に、赤星があったら極楽。その前に、ヴェデットがあればうれしい。
禁酒してるわけじゃないから、ヴェリタスブロイや龍馬1865にしなくてもいいの。

さて、コーヒーってそこそこ元気じゃないと飲めないものだと思う。


身体に良いとか悪いとかってだいじなことだし、わりと気にしちゃうほう。

だけど、コーヒーに関しては、栽培時の農薬の使用回数とか使用量とか、オーガニックであるとか。カフェインの摂取量がどうとか、そーゆーのは二の次三の次になっている。

なんて言うのかなぁ、とりたてて意味のない「好き」なのかもしれない。

コーヒーを焙煎している香り、コーヒーをグラインドしている時にまわりに漂う香り、抽出しているときに立ち上る香り。


そして、サーブされた時。ピッチャーやカップが手元に置かれる前に、香りが先に届くその瞬間。


わたしはコーヒーの「味」単体が好き、というわけではないのかも。

そんなあれこれをキャッチできるのは、体調が整っていてこそ。そして楽しめるのも、そこそこ元気だからこそ。