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ボスキャリの就活サポートをしているため学生さんから良くメッセージが
来るのですが、残念ながらこれは・・と思える内容が実は多いのが現状です。
礼儀が大切なのは当然のことなのですが、若干不安なので今回は敢えて
礼儀力を取り上げてみたいと思います。
■礼儀力で内定力が大体分かる？
実際にメッセージ内容を読むだけで大体その人の「内定力」が分かってしまいます。
例えば、
①内容は論理的で整理されているか？（論理性）
②挨拶等、礼儀はしっかりしているか？（相手視点、コミュニケーション能力）
③相手に初対面で聞いて良いことを判別できているか？
（相手視点、コミュニケーション能力）
ある程度色々な年代の人たちとコミュニケーションを取って人間関係を構
築してきたのであれば、敬語もできるはずですし、相手に分かりやすく
簡潔にメッセージを伝えることもできるはずです。
それができていないということは、「人間関係構築力、つまり
コミュニケーション能力が低い」ということが分かってしまうのです。
又、相手視点に立てていない人は、面接官の視点に立てるわけがありません。
ましてや、競合（ライバル）の視点にも立てることができないでしょう。
「今まで言われたことがないから」というのも、社会人になったら
通用しません。その結果、上司に嫌われ、先輩に嫌われ、取引先とも
関係性を作れれないかもしれません。
実際にそういう社会人は結構います。「知らなかったから」は言い訳に
しかならなくなるのです。
では、何を意識しなければいけないのか？
商社流の礼儀としては、以下を無意識にやっています。
・必ず自分から自己紹介をする。相手に気を使わせない
・相手の時間を貰う場合は、必ず相手にgiveできる何かを持って行く
（情報でも何でも）。少なくとも「死ぬほど考えてきました、もうアドバイスを貰うしかないです」と思ってもらうほど事前に考え抜き、その努力を見せる
・元気に、明るく、笑顔で相槌を打ち、オウム返しをする。
・話したいと思っている話を引き出すよう、質問をする。
相手が気持良く話ができるようにする
・必ず笑いを取る
・お酒が入っていないのであれば、必ず入れる。常にコップの中身はチェック
・料理も必ず自分から率先して盛る
・相手の表情や声のトーンなどから相手の心理をチェック。状態に合わせて行動する
・たまに無礼なことを言っても、必ず敬語に戻る。相手の懐に入る
距離感と、距離を置いておくべき「間合い」のバランスを必ず意識する。
やり過ぎると、壊れる
・会った日に必ず「有難う御座いました！」というメールをする
・メールの中では、必ず敬語を使い学生ぽさをなくす。但し、元気を
伝えるためにも「！」などを入れるようにする。
・その会で学んだことや、印象的であったことを必ず織り込む
・アドバイスして頂いたことは、必ず実行に移し定期的に報告をする
・腹の底から「感謝の気持ち」で接するようにする（「相手を利用しよう」
とする人がいますがすぐ分かります）
ざっと思いつくだけでもこれだけありますが、こういうことができると、
結果的に年上の先輩たちがサポートしてくれるようになります。
そこには、通常聞けない情報や、出会いや、経験が実は眠っているのです。
社会人になってからは、更に凄い関係性が連鎖的に増えて行きます。
ある人とつながると、その人の紹介で次の人に会い、その人の繋がりで・・
と永遠に繋がって行けます。
礼儀力がないと、そもそも相手に気に入ってもらう土台にも上がれませんし、
会えたとしても関係性はできないし、できたとしても続きません
僕自身、礼儀力がない学生を友達にも紹介できません。
相手に迷惑をかけたくないからです。
実際、よく「～を紹介してください」「又、OB訪問をお願いします」と
お願いされますが、礼儀がなっていない学生からのお願いは、全て断っています。
一方敬語ができ、礼儀ができているだけで、社会人のサポーターがたくさんできます。
実際に内定する学生というのは、そういう社会人のサポーターが多いですし、
社会人になって成功する人も、そういう「上の人のサポートを得る力」が高いです。
学生生活でもそうですが、社会に出てからは、更に周りのサポートなしにやっていきません。
特に、年上のメンターを見つけ、面倒を見てもらえるかというのが
もの凄く大事です。人生のコーチがいる人と、いない人では数年間でかなり
差が出てきます。
就活の時だけではなく、今後の社会人生活も考えた上で、「礼儀」を
もう一度問い直して見て下さい。
何か説教みたいですみません・・・
とはいえ、まあ、サポートが必要であればあまり気にせずメッセージしてください（笑）
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