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いよいよ東京ウィンターキャリアフォーラムも明日ですね。皆さん準備はいかがですか？
前回に引き続き、学生さんが良くやってしまう、「実はやってはいけない」面接の応答ケースを見ていきたいと思います。
Tokyo Winter CFNで参考にして下さい。
■面接ケース：やってはいけない面接② ～情熱だけを語る～
面接官「留学で頑張ったことは何ですか？」
学生「留学では勉強を頑張りました。英語が兎に角大変で、毎日分からない単語をノートに書き留め、暗記しました。初めての環境だったため、友達作りも大変でした。分からないところは教授に聞きに行きました。成績を高めるためには教授に何度も見てもらいながら修正することを意識しました。クラスで最前列に座るようにしました。週末もずっと勉強していました」
学生（本当にやってきたことを伝えれば、相手も聞いてくれるはず。伝わるはず）
面接官「うんうん、なるほど、頑張ったのですね」
面接官（ほとんどの留学生が言う内容と被ってしまっているな）
面接官「因みに最も困難だったことは何ですか？」
学生「クラスのプロジェクトでリーダーを務めたことです。コミュニケーションが上手く取れず、自信もなかったためスケジューリングをすることすら難しかったです。ご飯などを食べて関係性を作ることで、改善しました。自分から積極的に働きかけるようにしました」
面接官（これも、他の学生と同じことだな・・・何か特徴ないかな）
面接官「他に強みは何かありますか？」
学生「粘り強さです。勉強で～（と勉強の話に戻る）」
【評価】
面接官からして、他の学生と同じことをアピールされても、選ぶことができません。
ほとんどの学生がアピールすることは、
・勉強の話
・英語の話
・クラスの話
・プロジェクトの話
です。
又、この学生さんは「情熱を伝えれば、相手にも伝わるはず」と思い込んでしまっています。
面接は、極言すれば「面接官が社員という商品を買う場」です。
そのため、相手のニーズを考えて、周りと差別化した内容を伝える必要があります。
それができて初めて、「そうか、それだったら君が欲しい」となるのです。
「これは良い商品だ。だから熱く語れば買ってくれるはず」と思えば思う程、売れないセールスパーソンになってしまうのです。
こう説明すると往々にして「でも、これといってアピールできる内容がない」という回答が返ってきます。
そういう時は、
1.「軸」で勝負する。「想い」というよりは、昔から通ずる軸。ビジョンと言っても良いかもしれません。原体験に基づく、深く掘り下げた軸を就活の軸に据え、語ると相手に響きます。
2.アピールできる内容を作る（＝人材力を伸ばす）。休学してでも、作るのもあり得ます。日本では就活留年して人材力を高める学生が結構多いのも事実です。
3.「言葉選び」や「見せ方」で勝負する。コピーライターのように見せ方が上手い人は面接も上手く行きます。
4.人間力で勝負する。これは相手の心にいかに入れるか、という技術です。
特に休学が一番お薦めですが、その場合は時間の使い方を考えねば意味がありません。
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