こんにちは。
天使ママ助産師のちえみです。


レインボーベビーという言葉を
知っていますか?


欧米では、誕生死のいのちのあとに
やってきてくれたいのちのことを
レインボーベビーと呼んでいるそうです。
わたしはこの呼び名がとても好きです。


七色のように、
色々な感情があっていいんだよって。
色々な感情とともに、
新しいいのちの経験をしていこうって。
そんな前向きな想いを感じます^^


Photo by Akari Kuramoto / every single day 


誕生死の悲しい経験をしたけれど、
これから子どもを持つということに
どのように向き合っていったら良いか
分からなくなっている人、
いずれまた赤ちゃんに逢いたい人、
逢えた人。


そして当事者でなくても、
誕生死ってなんだろう?
どんな女性と家族の経験なんだろう。
まわりに経験した方がいるけれど
どう関わったら良いのか...


今日はそんな方にみていただきたい映像と、
わたしが大好きで救われた詩を紹介します。


お気持ちがつらい方はご自身にやさしく、
そっとページを閉じてくださいね。

助産師として日頃関わっている場面であり、
涙を流すことは殆どありませんが、
当事者目線で見ると涙が止まりません。


以下、自身も2人のレインボーベビーの
ママである女性が
レインボーベビーになったママに向けた
詩の引用です。


レインボーベビーのママへ

新しい命、おめでとう。

私は今あなたの気持ちがよく分かるわ。

新しく始まる生活を喜びたい気持ちと、短い人生を歩んだあなたの赤ちゃんのことを想い、どうしようもなく申し訳なくなる気持ちを持ち合わせているのよね。


大丈夫。恐れても。

大丈夫。一日一日、ゆっくりでも。

大丈夫。もし仮に、あなたがこれからの人生をまだ楽しめそうになくても。

あなたは、大切な赤ちゃんを亡くして、この世には“絶対がない”って学んだのよね。


でも、願ったり、計画を立てることをしてもいいのよ。

今あなたのお腹の中にいる赤ちゃんはそれを望んでいるはず。そして本当は、あなた自身も。


赤ちゃんを亡くした後って本当に怖いことだらけになるのよね。

流産した後の妊娠ほど、怖くて心が痛むことはないし、赤ちゃんを亡くした後ほど、普通にくしゃみをすることさえ申し訳ない気持ちになることなんてないわ。

ねぇ、だからあなた自身に、優しくしてあげて。


周りにいる人たちは、新しい命を授かったことで、当たり前のようにあなたの気持ちが晴れると思っているの。

あなたがまだ悲しみの気持ちも持ち合わせていることを理解できないのよ。

だからそんな人たちが言っていることは、無視していいわ。


娘が生まれた日は私の人生の中で、最も素晴らしい一日だったわ。

そして、娘を病院から家に連れて帰った日は、人生の中で一番忙しい日だった。

出産後のホルモンバランスの変化で私の感情はもうどうしようもなく不安定だったし、前の赤ちゃんのことを考えて全然出産後の準備が出来ていなかった家は、赤ちゃんを育てるには、もう不備だらけだったの。


娘が生まれてから6年半。

人生はいいものだって(より良くなりさえする)って学んだわ、たとえ大切なものを失ったとしても。


毎日少しずつ、深く呼吸ができるようになる。

毎日少しずつ、亡くした赤ちゃんと今お腹の中にいる赤ちゃん両方を、より深く愛せるようになる。

愛が悲しみをどこかに連れて行ってくれる日がくるまで…。


改めて、あなたの美しいレインボーベビーにおめでとう。


Dear Rainbow Mom,

Congratulations on your baby!

I know how hard it was to announce this baby, the complicated mix of jubilation and guilt.

You want to be excited about this new life, but you want to be respectful toward the life who is no longer here.

It’s okay to be afraid.

It’s okay to take it day-to-day.

It’s even okay if you’re not excited.

You’ve learned, in the worst possible way, that nothing in life is guaranteed.

But it’s also okay to have hope, and make plans.

Yes, the baby deserves that, but so do you.

(中略)

A baby after loss is scary.

There’s no such thing as a normal pregnancy pain after you’ve miscarried, no such thing as a normal sneeze after your baby has died.

Be kind to yourself.

(中略)

There will, of course, be people who assume that with the arrival of a new baby, you are “better.”

They won’t get why you’re “still sad.”

Ignore them.

The day Annabel was born was one of the best days of my life.

The day we brought her home was one of the hardest. My emotions, fueled by postpartum hormones, were all over the place, and I was completely unprepared.

(中略)

In the last six-and-a-half years, I’ve learned that life can still be good (even great) after unthinkable loss.

There was a time when I would have been horrified to even type that sentence but now I can write it knowing it’s true, although I’m still working through the associated guilt.

Every day, you will be able to breathe a little bit deeper.

Every day, you’ll love your babies all of them just a little bit more, until one day, that love overtakes the pain.

Congratulations on your beautiful rainbow.


引用終了


誕生死の経験は、
新しいいのちの経験や時間の経過で
無かったことになるものではありません。


長い人生の旅で共に歩んでいく存在だと
わたしは思います。
色々な感情の間で揺れ動きながら、
前に進んだり戻ったりしながら。




どんな自分の感情も美しい宝物。


今日もいのちにありがとう。