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★scene10★
~試験準備①~
食事を済ませ、1401号室に戻ると、玄関に、大きなダンボール箱が山積みにされていた。
この部屋だけでない、隣の部屋にも同じ様に大量に置かれている。
「な、何これ……?」
「個室のパソコンで、自分の欲しいものが何でも注文できるヨ。
全て税金で賄われるから無償だってネ」
さすが国立wwwwwwいやこれは優遇されすぎだろwwwみなさんの支払う消費税やらなんたら税、しっかり有効活用させていただきますねwww勿論俺のために。
でも、いつ注文したんだ?
「入学式が始まる前に頼んだぜ。
おメェーは睡眠中だっがなwwwヒャヒャヒャ!」
兵太がその場でビリビリとダンボールを破り、中身を確認し始める。
お菓子、ノートパソコン、なにかよくわからない工具や不思議な形をした金属製の部品……
何でもアリだなwwwここまでくると何も驚くことはないwwwwwwさすが国立www
「兵太、とてもジャマヨ、個室で確認するがよいネ」
「ウヒョヒョwww
……あぁ~、へいへい」
「やれやれだぜ……時間にルーズなヤツ、汚ねぇヤツ、貧弱なヤツときたか。
助け合おうと言ったはいいが、この面子じゃぁ先が思いやられるぜ」
『貧弱なヤツ』って俺のことですよねwww俺以外にいるだろうか、いやいないwwwwww俺貧弱じゃねぇから!
股蹴られたのはホントのホントに予想GUIです。
兵太、ダンボール箱を両手で抱えて個室に入る。
勇雅、明鈴もあとに続く。
「……零奈ちゃん、俺そんなシステム知らねぇぞ?」
残された俺は零奈ちゃんに聞いてみる。
「私も、何も注文してないんですけど……」
桃華さんは遅刻してきたから知らないのかwww
「……いつでも大丈夫。
発送、明日になるけど」
……零奈ちゃん、ダンボール箱を持つ細い腕がプルプル震えている。
大丈夫だろうか?
「ほ…本当ですか?
よかった……助かったです。
では早速ショッピングしてきますね!」
桃華さん、大丈夫と聞くやすぐにスキップして個室に入っていきました。
ダンッ
「あぁぁぁぁぁっ!痛てぇぇぇぇぇっ!」
なんということでしょう……
匠(零奈ちゃん)の持っていたダンボール箱が、俺の足に落ちてきましたwwwwww
「重かった、ごめんなさい」
「じゃぁゆっくり降ろせよwww『割れ物注意』とか貼られてないの?無くても物は大切にしなきゃ駄目だろ?」
零奈ちゃんの首の縦振=『イェス』。
なんと物わかりのいい巨匠(こ)なこと。
俺は零奈ちゃんの荷物を持ってあげることにしました。
ダンボール箱も立派な凶器だからなwww痛てぇwwwwww
「部屋まで運ぶよ」
「……ありがとう」
そこは先に『ごめんなさい』だろwwwまぁやる気出たからいいけど。
……零奈ちゃんの荷物(ダンボール箱)、確かに重量感はある。
何が入っているのだろうか?
無償だから買い過ぎたのかもしれないな。
ほら、女子ってセールや安売りでは大量に買い物するだろ?あんな感じで。
ただ、女子は女子でもこの箱零の持ち主は零奈ちゃん、中身が何なのか怖くて聞けなかったのは言うまでもない。
★1401号室の個室の配置★
リビング
WC■風呂
正義■零奈
桃華■勇雅
明鈴■兵太
玄関
※WC=トイレ
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