煩悩とは希求である。

煩悩は輪廻転生の原動力にもなっています。

煩悩は植物でも持っています。

植物は日光のある場所に葉を伸ばしたり水分を求めて根を伸ばす。

木の小さな穴の中の虫を食べたかった鳥はくちばしが細くなった。
木に登りたかった生き物は、気に登りやすい手足を持った。
すぐに逃げたり、高い所にすぐに行きたかった生き物は羽を持った。

それらは煩悩のなせる技であると私は考えます。

では、なぜ老いや病、そして死があるのか?

それはこの地上のあらゆる生き物が、お互いに増えすぎると困るという願望をもっているからである。
その願望が食物連鎖のピラミッドを形成しているのだ。
食物連鎖を形成する原動力をついに私は発見したのである。

2018.6.3. ©西田夕夏