こんにちは。
新歓の時期も近づいてきたので久しぶりにブログを更新しようと思います。
もしこの記事を読んでくれている新入生の方がいれば、WFSにはこういうのが好きな人もいるんだなぁ、という適当な雰囲気だけでも伝わればいいなと思います。
といっても、特に書きたいことがあるわけではないのですが、ここではポップミュージック(主にロック)にまつわる、個人的お勧めの映画のワンシーンをいくつか紹介したいと思います。
まず最初に紹介するのは『アドベンチャーランドへようこそ』から。
主人公の男の子が助手席に意中の女の子を乗せ、お気に入りの曲に自分の思いを託すシーンです。流れているのはThe Velvet Undergroundの"Pale Blue Eyes"。「僕は君の青い瞳に夢中なんだ」というストレートなメッセージがゴリラ、ではなくルー・リードの渋い歌声で綴られています。ヒロインのクリステン・スチュアートの真っ青な瞳が忘れられなくなる胸キュンシーンです。
お次はカルトゾンビ映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』から。(若干グロ注意。)
ゾンビウイルスが感染した街で、パブに立てこもった主人公達がゾンビに立ち向かうシーンです。一見緊迫した空気になりそうなアクションシーンがQueenの”Don’t Stop Me Now”とマッチして軽快なコメディシーンに仕上がっているところが絶妙ですね。 ちなみにこの映画、ゾンビウィルスに感染した人々のためのチャリティー活動紹介のシーンでColdplayがカメオ出演するなど、音楽的小ネタも多いのでその点でもオススメです。ラストでは違ったテイストで再びQueenが流れるので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
三つ目は昨年公開されたばかりの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』です。
スパイダーマンやアベンジャーズなどで有名なマーベル初のコメディ映画として注目された本作では、70年代のポップソングが様々な場面で印象的に使われています。主人公は亡くなった母親からもらったミックステープを大事に持ち歩いているのですが、そのミックステープに収録されている楽曲群は作中でも絶妙な役割を果たしています。そんなポップミュージック愛が詰まったこの映画、オススメのシーンはたくさんあるのですが、なかでもThe Jackson 5の"I Want You Back”が流れるラストシーンは本当に最高です。理屈抜きに誰でも踊れる名曲が、見事にその役割を果たしています。
そして、最後に紹介するのはデヴィッド・フィンチャー監督。彼は元々MTVのミュージックビデオ監督出身だったこともあり、音楽にはNine Inch Nalesのトレント・レズナーを積極的に起用するなど作品を発表するたび刺激的なシネマ・ミュージックを提供してくれるのですが、今回紹介するのは『ソーシャル・ネットワーク』のラストシーン。
Facebookの若きCEOの成功と苦悩を描いたこの映画の空気感を見事に表した素晴らしいラストシーンで流れるのはThe Beatlesの”Baby You’re A Rich Man”。お金持ちになった友人(?)に皮肉をこめた内容ながらも、すごくポップで、なのに寂しい。まだ観ていない人はTSUTAYAに行きましょう!他のフィンチャー作品も音楽好きな人ほどおすすめです!
長くなりましたがもし最後まで読んで頂けたならそれだけでも嬉しいです。
少しでもWFSに興味がある方は学年、大学問わず歓迎致しますので是非是非新歓に来てください!
それでは最後に、『ズーランダー』にて、服を着たまま華麗にパンツを脱いだ方が勝ちという勝負の審査員を務めたデヴィッド・ボウイさんを観てお別れです。
意外と長い……。
今回紹介したい曲は二つ。ペットサウンズ大好きな僕としては捨て曲無しの名盤なので全部聴いてほしいところですが。
https://www.youtube.com/watch?v=NmLel0G4QQU
I just wasn’t made for these times
この曲は要は「こんな時代に生まれるべきじゃなかったよ」っていう曲でアルバム中最もストレートにブライアンの心境が語られてる曲です。
コーラス部分(いわゆるサビ)を抜き出すと 「ときどき僕は寂しくなってしまう 心と魂をそそぎこめるようなものさえ見つからない たぶん僕はこの時代に生まれるべきじゃなかったんだと思う」みたいなナイーブすぎる感じ。バックの演奏が素晴らしい。ビーチボーイズ特有のコーラスワーク、フーガみたいな輪唱、フィルスペクターの音の壁の再現、クラシックのような使い方をするティンパニや打楽器類…書き出したらきりがないです。
で、もう一曲は精神病など苦難を乗り越えた最近のブライアンウィルソンおじいさんの「The like in I love you」という素敵なタイトルの曲。多分意味は「愛してるのなかの好きって気持ち」って感じだと思う。この曲はかの偉大な作曲家であるガーシュウィン(ドラマののだめのテーマ曲を書いた人、正式にはあの曲はRhapsody in Blueといって1920年代にジャズとクラシックを融合し、かつ大衆性を獲得した音楽史的名作の一つ)の未完の曲をブライアン流に完成させましたというもの。ブライアンウィルソン好きにとってはブライアンの曲かと思うほどなので、ガーシュウィンとブライアンウィルソンが融合した最良の曲な気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=a6P_FNQyDSY
そういえば最新のブライアンのアルバムにはジェフベックやラナデルレイが参加するようで、まだまだ元気に頑張ってほしいところです。(個人的に大瀧詠一さんがブライアンより先に亡くなったのはショッキングでした)
全部読んでくださった方がいらっしゃいましたら、この場所を借りて感謝です。ブライアンウィルソン関連に興味がでたという人が一人でも増えたら幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=NmLel0G4QQU
I just wasn’t made for these times
この曲は要は「こんな時代に生まれるべきじゃなかったよ」っていう曲でアルバム中最もストレートにブライアンの心境が語られてる曲です。
コーラス部分(いわゆるサビ)を抜き出すと 「ときどき僕は寂しくなってしまう 心と魂をそそぎこめるようなものさえ見つからない たぶん僕はこの時代に生まれるべきじゃなかったんだと思う」みたいなナイーブすぎる感じ。バックの演奏が素晴らしい。ビーチボーイズ特有のコーラスワーク、フーガみたいな輪唱、フィルスペクターの音の壁の再現、クラシックのような使い方をするティンパニや打楽器類…書き出したらきりがないです。
で、もう一曲は精神病など苦難を乗り越えた最近のブライアンウィルソンおじいさんの「The like in I love you」という素敵なタイトルの曲。多分意味は「愛してるのなかの好きって気持ち」って感じだと思う。この曲はかの偉大な作曲家であるガーシュウィン(ドラマののだめのテーマ曲を書いた人、正式にはあの曲はRhapsody in Blueといって1920年代にジャズとクラシックを融合し、かつ大衆性を獲得した音楽史的名作の一つ)の未完の曲をブライアン流に完成させましたというもの。ブライアンウィルソン好きにとってはブライアンの曲かと思うほどなので、ガーシュウィンとブライアンウィルソンが融合した最良の曲な気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=a6P_FNQyDSY
そういえば最新のブライアンのアルバムにはジェフベックやラナデルレイが参加するようで、まだまだ元気に頑張ってほしいところです。(個人的に大瀧詠一さんがブライアンより先に亡くなったのはショッキングでした)
全部読んでくださった方がいらっしゃいましたら、この場所を借りて感謝です。ブライアンウィルソン関連に興味がでたという人が一人でも増えたら幸いです。
夏休みももうすぐはじまるということで最近暑くなってきましたね。30度超えるとやっぱり暑い!ということでエアコンの恩恵をうけまくってる今日この頃です。
実はこのブログを更新するのって意外と大変なんです。ネタ考えたり…で今回からは面倒なので批判覚悟で好きに書かせてもらおうと思います。
今回はタイトルにあるとおり僕の好きなソングライターの一人であるブライアンウィルソンについてです。ブライアンウィルソンって誰なのって人もいると思うので一応wikiを
http://ja.wikipedia.org/wiki/ブライアン・ウィルソン
で彼がビーチボーイズ名義で出した実質的ソロ作ペットサウンズが今回のテーマ。みなさんはペットサウンズきいたことがありますか?頻繁に名盤ランキングなどで登場するロックの名盤です。
https://www.youtube.com/watch?v=T0spkrwl9Qk
さっそくですが、ペットサウンズ収録のこの曲は実は去年辺り「陽だまりの彼女」という映画で使用されてました。(主題歌は山下達郎でこの組み合わせにはぐっときた人も多いんじゃないかな?)楽しげで素敵じゃないかといいたげな曲ですが、この曲につられてペットサウンズを聴くと痛い目にあうというのもありがち。というのもペットサウンズはシンプルに言えば精神病患者で、ドラッグ中毒で、天才と言われたソングライターが作った内省的なアルバムだからです。
昔話風に言うと、むかしむかしあるところに音楽の才能に長けた青年がいました。この青年は幼少時から虐待などを受け音楽だけがトモダチのような青年でした。青年は友人や家族とバンドを組み、次々とヒットを生み出しました。ヒットを生み出したものの周囲からの重圧やバンドメンバーとの音楽性の違いから引きこもりがちになっていました。そんななか遠く離れた国でビートルズという若者集団がラバーソウルというアルバムを作りました。青年は以前からビートルズに対抗心を燃やしていたものの、ラバーソウルというアルバムにはたいそう驚かされました。「このままじゃいけない」そう思った青年は、そりの合わないバンドメンバー達から離れ、自分の尊敬するプロデューサーお抱えのバンドを雇い、自分の思いを詞にしてくれる作詞家を雇いました。これで準備万端、青年は自分の思いの丈を自分の好きなサウンドで自分の曲におとしこみました。それこそがペットサウンズというアルバムになったのでしたとさ…めでたし、めでたし。とこういう流れです。実はこの後ブライアン青年はめでたしどころではなく転落人生なんですが…
part2に続く
実はこのブログを更新するのって意外と大変なんです。ネタ考えたり…で今回からは面倒なので批判覚悟で好きに書かせてもらおうと思います。
今回はタイトルにあるとおり僕の好きなソングライターの一人であるブライアンウィルソンについてです。ブライアンウィルソンって誰なのって人もいると思うので一応wikiを
http://ja.wikipedia.org/wiki/ブライアン・ウィルソン
で彼がビーチボーイズ名義で出した実質的ソロ作ペットサウンズが今回のテーマ。みなさんはペットサウンズきいたことがありますか?頻繁に名盤ランキングなどで登場するロックの名盤です。
https://www.youtube.com/watch?v=T0spkrwl9Qk
さっそくですが、ペットサウンズ収録のこの曲は実は去年辺り「陽だまりの彼女」という映画で使用されてました。(主題歌は山下達郎でこの組み合わせにはぐっときた人も多いんじゃないかな?)楽しげで素敵じゃないかといいたげな曲ですが、この曲につられてペットサウンズを聴くと痛い目にあうというのもありがち。というのもペットサウンズはシンプルに言えば精神病患者で、ドラッグ中毒で、天才と言われたソングライターが作った内省的なアルバムだからです。
昔話風に言うと、むかしむかしあるところに音楽の才能に長けた青年がいました。この青年は幼少時から虐待などを受け音楽だけがトモダチのような青年でした。青年は友人や家族とバンドを組み、次々とヒットを生み出しました。ヒットを生み出したものの周囲からの重圧やバンドメンバーとの音楽性の違いから引きこもりがちになっていました。そんななか遠く離れた国でビートルズという若者集団がラバーソウルというアルバムを作りました。青年は以前からビートルズに対抗心を燃やしていたものの、ラバーソウルというアルバムにはたいそう驚かされました。「このままじゃいけない」そう思った青年は、そりの合わないバンドメンバー達から離れ、自分の尊敬するプロデューサーお抱えのバンドを雇い、自分の思いを詞にしてくれる作詞家を雇いました。これで準備万端、青年は自分の思いの丈を自分の好きなサウンドで自分の曲におとしこみました。それこそがペットサウンズというアルバムになったのでしたとさ…めでたし、めでたし。とこういう流れです。実はこの後ブライアン青年はめでたしどころではなく転落人生なんですが…
part2に続く
