The Five Ghosts -2ページ目

The Five Ghosts

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どうもFS員松坂です。読んでくれたら幸いです。ではいきなり。http://youtu.be/QTTgpTeb0Z8
これが僕が洋楽の中で一番好きなバンドです。pavementと言います。アメリカのバンドです。彼らはローファイという安い機材で乱雑な演奏でそれでいて悶絶するメロディーという定義があるジャンルに属します。
どうして僕が惚れたかというとまずメンバーの容姿ですね。

どうですかこの親近感。ぼっちが集合したって感じですよね!!!!
次に。最初に挙げた曲のようにメロディーがキャッチーなのです。 http://youtu.be/G53DW71BlNk
これも何だか楽しげだけどおセンチという離れ技やってます。高校時代から聞き狂ってこれ聞かなきゃ寝れないとかもありましたよー。
ペイヴメントは1992年から2000年の解散までに5枚アルバムを出しました。ファースト~サードまではローファイを熟成していく感じ。
フォースは現在のUSインディーのひな型と言えるようなまあまあしっかりした演奏で渋さを出してます。ラストアルバムはレディオヘッドのプロデューサーで有名なナイジェル・ゴドリッチが手掛けてるので堅い雰囲気になってます。でもペイヴメントらしさはあるという変態ぷり。(編集盤とかありますが今回は省略)
オススメの聞く順はセカンドの「クルーキッドレイン」からですかね。そして気に入ったならサード→ファースト→フォース→ラストアルバムてのを推します。

では本題の音楽ですが、ここからは人によって意見が異なるので今回のブログはなるべく一般的なイメージを考えてみました。
あるとき,ふとつけたラジオでこんなことを言ってました。「アメリカの音楽って大きい高速道路みたいなんだけど、イギリスの音楽は曲がりくねった狭い道みたい」。これ個人的にはかなり的を得ていると思います。

例えばアメリカのBon Joviの有名なLivin on a prayerという曲。いわゆるスタジアムロックといってスタジアムで映える感じの曲調です。すごくわかりやすい、シンプル、ストレートですね。
https://www.youtube.com/watch?v=lDK9QqIzhwk

反対にイギリスの王道バンドであるQueenの代表作Killer Queenはというと
https://www.youtube.com/watch?v=2ZBtPf7FOoM

…たしかに曲調はシンプルだし分かりやすいけど、結局なにがいいたいのよ!って歌詞です。歌詞中にもマリーアントワネットやらケネディやフルシチョフ、ゲイシャマイナー(芸者のミナ)が登場して少し細かいですね。内容的にも「悪女」(Killer Queen)の素行などを描いています。

要約すれば、アメリカ音楽はシンプルで分かりやすい、予定調和(音楽的にも歌詞的にも)ですが、イギリス音楽はなんだか不思議な感じ、非予定調和、イギリスのお国柄や地方柄、階級などが色濃く出やすいといった特徴があげられます。これはあくまで一般的イメージです。世界的に有名なバンドであればあるほど、これは当てはまりません。だってイギリス人が「津軽海峡冬景色」を聴いたところで「?」でしょう。

ということでかなり無理矢理区分けをしてみました。どちらの国も素晴らしい音楽があるので、有名なバンドを聴き比べてみて「アメリカっぽいのが好きなのかな?」とか「イギリスっぽいのが好きなのかな?」とか考えてみると楽しいかもしれません。

番外編
ドイツ

サークルの先輩の中にはドイツのロックが好きという変わり者がいるとおもいますドイツの音楽は実験的な音楽が多く、それらはクラウトロックと呼ばれます。(ちなみにクラウトは日本人に対するジャップのようなもので、基本的に差別用語です。多分この呼称はイギリスのメディア辺りが発案な気がする…)

代表例…Kraftwerk, Neu!, Can

Neu!- Hallogallo
https://www.youtube.com/watch?v=EAXYMOgHQI4
まえがき
さて新歓時期も終わり一年生はこれからグリーンライブに向けて先輩とバンドをくみ始める頃ですね。そんななか、「WFSに入ってみたけれども洋楽なんて全然知らない」、「先輩にバンドを誘われてうれしいけど、よく知らない洋楽のバンドだった。でも断れないし…」って人以外にいると思います。このブログでは「洋楽なんて全然わからない」という人を対象に洋楽を聴く入り口的な記事を載せていきます。

音楽と国
先輩がアメリカ(US)、イギリス(UK)とか言っているけど、歌われている言語は英語だし、あんまり違いが分からないよーっていう人を対象に、今回は国と洋楽について考えてみます。

突然ですがみなさんは「ホームアローン」という映画ご存知ですか?ある少年がひょんなことから一人家に取り残されてしまう。そんな最中泥棒がやってきて一悶着というドタバタコメディ。あれはアメリカのコメディですよね。

ではイギリスのコメディはどうでしょうか?イギリスのお笑い集団「モンティパイソン」(日本でいうドリフのようなグループ)のジョンクリースというコメディアンの代表作である「フォルティータワーズ」という人気シットコムのワンシーンを見てみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=yfl6Lu3xQW0

違いが分かりましたか?シンプルに言えばアメリカは人間の本能的な笑いですが、イギリスはキツいブラックユーモアや皮肉、風刺といった笑いです。このようにコメディ一つとってもこれだけの違いが出てきます。実のところ音楽も多分に漏れず、文化にはお国柄が大きく左右します。

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