東日本大震災から一カ月が経ちました
あの揺れ、さまざまな映像・報道、、
私はあの日を境に変化しました
目に映るものはすべて、心にうつるものはすべて、
新しい価値観のフィルターに通され、
新しく出現した、見たことのない質の濾紙を私は手にし、
それで全部を濾していきました
それ、本当に要るもの?
その思い、本当に大事?
この考え、もう要らないよね?
私はそれまで両手に抱えていたもろもろをもう一度凝視し、
Yes/No を見定め、
捨てるものは一切棄ててしまい、
そのまま持ちたいものはしっかりと握り直しました
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朝その日の服装を決めるとき、「この格好で走って逃げられるかな」、
メイクのとき、「このまま避難生活になったら、水も出ずクレンジングもできないよ」、
そう問う自分
命の危険や恐怖のようなものがいつも頭上にのしかかり、
ちょっとしたことでも何かしらの判断を自らに要求する場面が増えました
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私はなぜ、命そのものである 肉体 、
これを鍛え、たくましくすることにお金と時間を使ってこなかったのか、
今までの自分を情けなく思いました
避難所生活で必要な免疫力を高めておき、
脚を強くし、
筋肉と脂肪がバランスよくついている身体
また同時に精神力をつけること
私はそれを獲得していくべきだと、
家族のそれも強くすべきだと、思っています
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新聞に載ってくる「亡くなられた方々」
毎日毎朝、未だ途切れず、止むことのないそのページを見つめるのが日課です
お名前と年齢
ご家族ごとに記載されています
36歳、16歳、98歳、23歳、0歳、6歳、、、
その方々の 在るべきだった今日 を想います
‥重すぎてとても受け止められません
でもひとつひとつ読み上げます、、、
“哀悼の意を表します”と書くことは哀悼ではなく、
そうすることが私にとっての哀悼です
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ネガティブな発言に偶然出会ってしまうことがあります
私はたまたまどこかのブログで「あの揺れは本震ではなくまだ前震で、
実はもっと大きな地震がくるかも」、そう書かれているのを見てしまいました
なぜネガティブ・マインドをブログという多数の人が目にする場で発信するのか
遠慮なくまかれる不安の源種
私はそのブログをすぐに閉じましたが暗い気分は確実に伝染して重く残り、
見知らぬ私の心を浸食しました
自己暗示というものは暗い方に強く作用します
私は毎朝、いや、毎時間ごとにその発言を思い出しては恐怖で震え上がっています
胸の中で思うのは自由、
外に発言することによって恐怖を減らしたい心理は私もわかります、
でも、それならばチラシの裏に書くか、庭に穴を掘ってそこへ叫ぶのはどうでしょう
こういうときはポジティブな発言をしたいです
せっかく誰かに作用するなら、明るく前向きな言葉の方が、私は好きです
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お花見をしに行った時のブログの記事は、
「お花見」という言葉を意識的に使わずに書きました
行方不明の家族がいらっしゃる方が「花見する気にはならない」と書かれていたからです
私が考える、被災地の方への 配慮
もちろん、誰かがそれを書いているからといって私は不快になんてなりません
みなさんの記事の奥にある配慮に敬意を表します
明るくて心躍る記事、日常生活を伝えてくれる記事、
感謝して楽しく読んでいます
ありがとう
それに、
不快かどうかを決めるのは被災しなかった私たちではなく、被災地の方です
「もしも被災地の方が私の記事を見たらどう思うか」という配慮を念頭に置き、
実生活では自粛をせず動き、
よく買い、よく食べ、よく笑っています
何を記事にし、何を記事にしなかったのか
どの言葉を使い、どの言葉を使わないと決めたのか
「幸せだなぁ」という言葉・言い方も、私がブログ上で今は言わない言葉のひとつです
どうしてその言葉なのか、正確な理由は自分でもわかりません
でも、“ なにか違う ”と感じる自分の直感に従います
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報道・テレビクルーを拒んでボランティアや募金をしている芸能人の方のことを思います
芸能人としてではなく、本名で、匿名で、一人で活動されている方、
ありがとうございます
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東京でも毎日大地が揺れます
小さな揺れでもそのたびに身体が硬直し、動悸がします
健全な肉体は健全な精神に宿る
逆もまたしかりで、
不安定な精神が肉体をむしばむような日々
大地と足元がぐらつき、安定は程遠く、
私にとっては生きているこの世界自体がまるで 仮設の世界 のようです
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朝日新聞では、毎日「いま伝えたい~被災者の声」という欄があります
そこも必ず読んでいます
ひとつ、ご紹介したい 声 がありますので載せます
3/23の新聞です
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「 被災地以外のあなた方こそ、
元気でがんばってくださいよ 」
