カルロス・トシキ&B-EDGEのライブに行ってきました | YUMEの音楽室

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3月8日(木)は、渋谷クラブクアトロで行われた、カルロス・トシキさん(カルロス・トシキ&B-EDGE)のライブに行ってきました。
B-EDGEは、カルロス・トシキ&オメガトライブ(以下「カルオメ」といいます。)時代のライブメンバーだったウォーネル・ジョーンズ(b.)、マーティー・ブレイシー(ds.)、後藤輝夫さん(Sax, Fl.,Per.)を中心に結成されたバンドです。
当時のカルオメはリズム隊が外国人でしたのでサウンドやビートは日本のバンドとは違っていましたが、それだけではなくさらに正メンバーでジョーイ・マッコイがいましたので、ビジュアル的にも日本のバンドには見えませんでしたね(-^□^-)
 

今回のクアトロ公演はオールスタンディングで行われました。私の入場番号は300番台でしたが、意外とあえて段差がある後方で観ようとした方が多かったこと、そして会場を埋めたのは9割以上女性だったことから、前から10列目くらいの位置で、ストレスなく観ることができました。それにしても、四半世紀前でしたらオールスタンディングでのパンクロックのライブで2時間飛び跳ねっぱなし、首降りっぱなしみたいなことをしていましたが、アラフィフになって「ライブは座って観るもの」という感覚に変わった現在、待ち時間も含めて2時間以上立ちっぱなしでライブが観られるとは思いませんでした(^_^)
 
さて、正直私はカルオメのアルバムは後期のはほとんど聴いておらず、ましてソロの曲は全く聴いていませんでしたので、実は今回のライブで歌われた曲は半分以上初めて聴いた曲でした。そのため、いつものようなレポートはあきらめていましたが、いろいろ検索したらクアトロ公演のセットリストを紹介している方がいましたので、勝手に拝借させていただきます。紹介された方、ありがとうございますo(^-^)o
このようなセットリストだったようです。
 
Take Out To Go (B-EDGE)
NEVER RAINS ON SATURDAY
アクアマリンのままでいて
Be Yourself
Samba de Verao(※)
BRAZIL NIGHTS
Sentimental No No
Give Me All You Got (B-EDGE)
夜明けまでBORDERLESS
SOPHISTICATED LADY (with Special Guest 新川博)
Super Chance
I Love Japan
君は1000%
En.
Your Graduation
(※)ブラジル語のため「a」は実際の表記とは異なります。
 
○最初のB-EDGEによるインストゥルメンタルナンバーの後、カルロスはTシャツ姿のラフな格好で登場。昨年テレビで拝見した時は短髪だったせいかさすがにお年を召されたなあと思いましたが、今回は髪を伸ばされていて、さらにお顔と体形はほぼ昔のままでしたので、とても若々しく見えました。登場した時のファンの嬌声は、まるでアイドルのコンサートのようでした(*^▽^*)
 
○最初に歌われた「NEVER RAINS ON SATURDAY」、「ブラジル・コーナー」の1曲「BRAZIL NIGHTS」、ソロデビュー曲の「夜明けまでBORDERLESS」等、1stアルバム収録の曲が多かったようですね。本編ラスト前の「I Love Japan」(2ndシングル曲)では会場の皆さんが同じ振り付けで盛り上がっていましたので、ソロ後も変わらず応援し続けた方が集っていたのだなあと思いました。
 
○ライブ中盤で、アレンジャーの新川博さんがスペシャルゲストとして登場し、「SOPHISTICATED LADY」(1stアルバム収録曲)でピアノで演奏に参加されました。
 ライブ中、カルロスは「アレンジはソロまで全部新川さんが」のようにおっしゃってましたが、厳密には新川氏は1986オメガトライブ(以下「1986」といいます。))からカルオメまでの全シングルのタイトル(いわゆるA面)曲、アルバムは多くの曲(「be yourself」以降は全曲)を編曲されていました。
 新川氏は日本ではアレンジに打ち込みを使用した先駆者で、カルオメ以外では「雨音はショパンの調べ」(小林麻美)、「レモネードの夏」(松田聖子)、「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」(中原めいこ)、「六本木純情派」(荻野目洋子)、「1986年のマリリン」(本田美奈子)等女性シンガーの楽曲を中心に、2000曲以上の編曲に携わったようです。そのような凄い方を初めて拝見できて、ラッキーでした。
 
○思っていた以上に1986及びカルオメの曲は歌われず、ニューアルバム「Nova Nortalgia」収録のセルフカヴァー曲(「Stay Girl Stay Pure」「Crystal Night」「Brilliant Summer」)からもう1~2曲歌ってくれたらもっとよかったかなと思いましたが、それでも絶対に歌われると思っていた代表曲3曲以外にもバラードの名曲「Be Yourself」と大好きな「Your Graduation」(いずれも「Nova Nortalgia」収録)を聴くことができて、とても感激しました。
  本編最後の「君は1000%」は、会場全員による大合唱で、めちゃくちゃ盛り上がりました。先に書いたとおり会場を埋めたのは9割以上女性の方でしたが、最後にきてこのパワーは凄まじかったです(もちろんいい意味で(-^□^-))。
 
○アンコールが終わっても「アンコール」の声が鳴りやまなかったため、最後にもう一度カルロスが登場し、挨拶して終了となりました。
 最初の曲で「ああ、歌声が全然変わっていない」と感動しながらも、聴いているうちに「あまり声がでていないな、ちょっと苦しそうだな」と思っていたら、どうやら風邪をひかれていたみたいです。
 カルロスは、冗談まじりに「東京は寒くて乾燥していて、昔は平気だったけど今は体質が変わってしまったみたいで」のようにおっしゃりながらも、ライブ中、風邪をひいてしまったことを最後まで悔しがっていました。
 個人的には、今回初めて「生カルロス」を観ることができたことについてはとても満足したものの、万全の体調でのカルロスを観られなかったのはちょっと残念でしたが、でも逆にこれで次回また来たい、と思えました。
 「Nova Nortalgia」を聴いたら、本当に歌声は昔のままでしたので、今回、本物のカルロスならではのヴォーカルは堪能できましたが、ぜひ次回、100%…ではなく「1000%」(*^▽^*)の状態でのカルロスを観てみたいと思います。来年を楽しみに待っていますv(^-^)v
 
最後に…今回は約90分間のライブで歌われたのは全11曲でしたが、この内容でチケット料金が8000円というのは、内容的には満足したからよかったのですが、客観的かつコスト・パフォーマンス的には少々高めかなと思います(ついでにグッズの風呂敷とスカーフは、カルロスの直筆サイン入りではあるものの各6,000円と、こちらも高価でした)。
なかなか難しいかもしれませんが、この辺だけ次回は検討いただけるともっと嬉しいかなと思います(*^▽^*)
 
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