今回取り上げるのは、1987年6月1日にリリースされたTULIPの19thオリジナル・アルバム「PRIMARY COLOR」です。
（本来はリリース30周年を迎えた先月取り上げるべきでしたが、忘れていました(;^_^A）
1985年にメンバーチェンジを経て、4人編成でいわゆる「第3期」の活動を開始したTULIPでしたが、1986年のツアー終了後、TULIPとしては半年間の休養、財津さんのソロ活動を経て、1987年5月1日にシングル「モーニング・スコール/愛になりたい」をリリース、アルバムのレコ―ディング中に新メンバーの高橋裕幸さんを迎え、再び5人編成となってリリースしたのが本アルバムです（アルバムリリース後、ほどなくドラムの松本淳さんが脱退し、再び4人編成となります）。
レコード会社も変わり、新メンバーが加わっただけでなく、サウンドも前作までの打ち込み中心の音から、初期のビートルズを彷彿とさせるような、生ドラムとギター中心の荒削りで迫力があるバンドサウンドになり、真の意味で一新したTULIPを提示したアルバムになっています。
音楽情報誌のＧＢに見開き２ページの全面カラーの広告（写真）を載せるなど（その代わりその号にはニューアルバムの記事は掲載されておらず、翌月号のコラムの一角に掲載されたのみで、あまりの扱いの小ささに腹を立て、ＧＢの購読をやめました）、レコード会社も大プッシュをしていたようでしたが、残念ながら売上げには結びつかなかったようです(-^□^-)
こちらが当時のＧＢの記事。扱いが小さいですよね(ﾉ_-｡)
シンプジャーナルでは、白黒ですが3ページに渡って財津さんと新メンバーの高橋裕幸さんを特集した記事を掲載しており、このあたりからシンプジャーナルに鞍替えしました(^∇^)
それでも、タイトル曲の「Primary Color」や、ファイナル・ツアーでも演奏された「2015年世界旅行」、ビートルズの「She Loves You」をベースにした（と思われる）「愛になりたい」、3期からのメンバーの丹野義昭さんのリード曲「CHANGE～I Love You」、現在も宮城伸一郎さんがソロライブで歌われている「夜明けのベイ・シティ」等、佳曲揃いのアルバムで、個人的にはTULIPの全アルバムの中でかなり上位にくるくらい聴き込んだ、お気に入りのアルバムですo(^▽^)o
90年代に再発されたものの、残念ながら現在は廃盤中のようですが（Amazonで検索したら、異様に高値になっていました）、中古CDショップにあればおそらくお求めやすい金額で置いてあると思いますので、聴かれたことがない方は迷わず購入し、聴いてみてください(-^□^-)
こちらが「愛になりたい」の映像です。TULIP版「She Loves You」ということがよく分かると思います(*^▽^*)
https://www.youtube.com/watch?v=rli0c9BmXjI
昔、この曲もコピーバンドで演奏しました。私はリード部分以外のギターを担当していましたが（当時のバンドにはベースがもう一人いたため）、我ながらよく演っていたと思います。今じゃできません(;^_^A
