で、一昨日のことですが、持って行くスーツケースをどうしようかなーなどと、考えていて、
何気なく、TSAロックをかけました。番号は暗記してるし、と思って。
ところが....その番号で、開かない。。。
「え?!ウソでしょっ?!」
と思って、何度やっても開かず。自分の誕生日、家族の誕生日、などなど、ありうるかなと思われる番号を試したけど、開かない。。。
仕方ないから、000からスタートして999まで、
1000通りの番号をやってみたけど、
もー真っ青になってしまい、昨日は何度も000〜999を試みました。
そして、「もう自力じゃダメかも」と思い、他力に頼ることを決断。
私のスーツケースはアメリカンツーリスターというブランドのもの。
だから、サムソナイトのカスタマーセンターに電話しました。
すると、
「鍵を開けるだけというのは請け負っていない。鍵を交換することになる。こちらまでの送料が1000円、鍵の交換が8000円、そちらに送るのが1000円、計10000円プラス消費税になります」
という回答。
そ、そんな...たぶん壊れたわけじゃないのに...
「ならばお客様が000から999までなさる以外はありません」と。。。
いや、もうそれはやったんですよ。
「ボタンをもっと強く押さないといけないのかもしれません」
...そこまで相談して、「ともかく、旅行で使うのは1ヶ月以上先なので、もうちょっと頑張ってみます。ダメならまた相談します。」
と、サムソナイトとの電話を切りました。
再び格闘しましたが、...やはりダメでした。
困り果てて、「スーツケース TSAロック 開かない」で、検索。すると「鍵開け業者」がいっぱい出てきました。
15分程度で家に来てくれて、あらゆる鍵を開けてくれる業者。
そういう業者だとスーツケースは6000円〜で開けてもらえます。
うーむ。。。業者さんに頼る、かあ。。。
待って。でもね。そういう業者さんは大抵、車のキーや家の鍵をなくした人を助けてくれるんですよ。ぶっちゃけ、たかがスーツケース(しかも中身は空っぽ)だから、家の鍵、車のキーとか、それほどの重要さではないよ。
ということで、再び自力で000から試みて...ふと、
「アメリカンツーリスターの販売員ならどうだろう?彼らは購入者からこういう依頼を何度も相談受けてるのでは」
と、思いつき、サムソナイトの販売店を検索。
ちなみに、私は5年ほど前にネット購入したのですが、購入履歴はもう残ってませんでした。アマゾンだったかどこだったかすら思い出せないし。
サムソナイト販売店は比較的多く、私の職場近くにもあったので、そこに電話しました。
すると、「とりあえずお持ち下さい」との回答。「うちで買ったものですか?」などと質問されることもありませんでした。
早速、仕事に行く前にお店に持って行き、一人の男性店員が少しダイヤルを回し、「すぐに開かないようなので、少しお預かりしていいですか?」と聞かれ、「お願いします」と、預けました。
雰囲気的に、やっぱり彼らは何度も購入者から同じことを頼まれてるっぽい。
店を出て、私は普通に出勤。仕事が終わったらすぐにお店に行きました。すると、
「開きましたよ」と、あっさり。
そして、「暗証番号はこちらでした。お心当たりありませんか?」
見せられた番号は...「314」。
心当たり...ある。ちょーある。あるよ。
3/14生まれのお方。それは、
片岡仁左衛門さま。
このスーツケースを使ったのは、海外旅行だけじゃありません。仁左衛門さんを観に、大阪松竹座や博多座、こんぴら歌舞伎に遠征しました。
たぶん、何回めかの仁左衛門さま遠征の時に、暗証番号を「314」に変えたのだと思います。にざさまのお誕生日なら、絶対忘れないですもの。
あああ。でも、にざさまお誕生日に暗証番号を変えたってこと自体を忘れたら、元も子もないです。
それにしても、000から999まで何度も試していて、「314」もやったはずなのに、どうして開かなかったのか。。。店員さんによるとそれは「押す力が弱かったのでは」とのこと。
サムソナイト販売店は、開錠の代金を請求してきませんでした。アフターケアの1つ、なのかな。
私はしっかり、強く強くお礼をしました。するとサムソナイト店員さん「ここの売り場の者は全員出来ますから大丈夫ですよ」と笑顔。。。たぶん、週1くらいで同じような客が来るんでしょうね。。。
私、今のアメリカンツーリスターのスーツケースが壊れたら、またサムソナイトのを買おうと思います!!!
というわけで、解決しました(≧∀≦)(≧∀≦)(≧∀≦)
(付記)暗証番号は「314」でもなく、写真の番号でもない、別のにしましたのでご安心を。