キャスト全員による全力の3時間半でした。
ネタバレ少しありです。






原作は1950年代に発表されたもので、魔女裁判をテーマにした話。
ステージは円形かつ奥が迫り上がってるため勾配がある。
だからこそ奥行きが見やすく、平面でも高低差のあるシーンでも、マルチに表現を楽しめることができた。
シーンは一貫して薄暗いので、開演直後は一気に真っ暗となる。
個人的には、あらすじを読んでいても所々追いつけない部分が多かった。
登場人物が多いことも相まって、論点があちらこちらに散らばる。
悪魔を見たのか、見ていないのか。
誰の証言が正しくて、裁かれる者は嘘つきなのか。
恐らく、こうした関係者が増えて言い分の正誤判断が危うくなるという観劇者を巻き込んだ混乱も含めて"るつぼ"なのだろう。

少女たちの信仰心も狂気の沙汰も、ジョンの選んだ決断も、
正直あまりしっくりくる最後には思えなかった。
ただ、これまで見た中で1番混沌としていて没入感が高かった。
長丁場における長ゼリフ、キャストの方それぞれ本当にすごいです。

地下一階に、東京大空襲の展示が何と無料で開催されていました。
祖母の話を思い出したり、生まれ育った街が火の海だったことを想像したり。
改めて平和への祈りを捧げた時間でした。
ぜひ足を運んでください。


end