初のQuattro×Quattroツアーは広島へ行ってきました。
※とてもネタバレします
渋谷は落選するのは分かってたけど、広島のチケットを手にするのは予想外だった。
3人のThe Birthdayを見るのに戸惑いもなかった。
ただ彼らの音を浴びたい一心でこの日を心待ちにした。
整番は100番以内という幸運に恵まれ、どこにしようかと迷っていたらPA背後のテーブルが空。
ちょうどステージと同じ目線のど真ん中だ。
開演までのドキドキを楽しみたいけど、この一瞬はもう2度と戻らないと思うと、何を考えていいのかわからなかった。
先攻はSCOOBIE DO。
先日のトークライブをきっかけに聴くようになった。
バスデと同じステージなのに、まるで全く異なるセットに思えるくらいにはフロアをモノにする力が凄まじい。
そしてジョーさんのベース、ギターに負けないほどの前のめりかつブレない目を惹くプレイ。
「ライブハウスに来るやつに悪いやつはいない」
全てを信じて身を委ねて、文字のごとく音を楽しむ。
そうだった、ライブって信頼関係だったんだ。
そんなことを思い出した。
初めて聞いた時からずっとリピートしている
『夕焼けのメロディー』をラストに聞けた。
計算し尽くされたようなハピネス空間に、やはり泣いたり笑ったりする僕だった。
後攻、The Birthday。
突然落とされた照明、流れる『Sixteen Candles』。
実に7年ぶりなんだって、僕が彼らを見るの。
これまで泣くタイミングが無かったからさ、曲に紛れてわんわん泣いたのさ。
マイクが無いことに気づいて悲しくなるのは2回目。
これは何度も経験したく無いことだよね。
キュウちゃん、ハルキ、フジケンが順に登場。
SEが遠くなり、最初の音を鳴らしたのはハルキ。
『LOVE ROCKETS』、ボーカルはフジイケンジ。
迷いもなく鋭い眼光でギターをかき鳴らし歌う。
その姿に迷いや恥じらいなんて微塵も感じない。
インタビュー記事を思い出しながら、3人は音楽を残そうとしてくれることを生で感じる。
感謝と幸せとやっぱりチバの詩は最高だと思うと、笑いながらも涙が止まらなかった。
続く『JOIN』で盛り上がりをキープし、ボーカル替わってハルキの『愛でぬりつぶせ』。
この瞬間もきっと彼は「何で歌っているのか」と、疑問に思っているかもしれない。
エゴで申し訳ないが、辞めるなと訴える声を引き続きよろしく頼むとロザリオを握った僕。
『サイダー』に続き『青空』を今度はキュウちゃんが歌う。
「お前の未来はきっと青空だって言ってやるよ」
この歌詞が3人に突きつけられると、やはり今の自分たちと重なってしまう。
「絶望に絶望している暇なんて俺にはねえよ」
やっぱりいい曲だよなぁ。
フジケンの『Red Eye』はハープも兼任。
3人が内側を見つめ合ってセッションしている時、絶対そこにはチバユウスケがいたと思う。
いて欲しいという願いかもしれない。
『Nude Rider』からの『誰かが』もまた、僕らを力強くさせる流れのひとつだ。
「誰かが泣いてたら 抱きしめよう それだけでいい」
この曲を特にキュウちゃんがボーカルをとったことが説得力をさらに増してくれる。
これまでゲストボーカルを入れてフェスに出てきた彼ら。
それもひとつの支えられた出来事であるから、今度は僕らを支えてくれているのかもしれない。
なんてしんみりとしていたら、ラストの『声』で声が枯れるほど歌った。
届くといいなぁと全員で願いながら。
途中でフジケンが「ああ!」と叫んだ。
「あ〜!ライブ最高!生きる喜びをありがとう」と笑った。
キュウちゃんは演奏しながら常に笑ってる。
ふとした時にハルキも笑う。
"3人のThe Birthday"の意味が、
ライブを見ていただければわかると思う。
それに賛否は必ずついてくるはず。
別のバンドで経験しているから。
ただ、曲をこれから聞けない悲しみも大きい。
関係のない誰かが演奏したらそれはコピーであるわけで。
オリジナルができるのは本人たちだけなのだ。
僕は、仲間で続けることに賛成派だ。
僕らの居場所を残してくれているから。
本当に広島まで来てよかった。
本当にThe Birthdayを好きでよかった。
SCOOBIE DOも心の底から楽しかった。
音楽に生かされている僕の信条は揺るがないよ。
end