今年もあまりCDを買えなかった。
やはり年々新たな音楽を発掘するという行為が薄れていく。
いや、もうほとんどないのかも知れない。
今の時代、どう出会っていいのかがわからない。
だけども、僕が好きな音楽を突き詰めていきたい。
①『自業自得』櫻坂46
センターに3期生の山下瞳月が抜擢され、同時に3期生の良い意味での恐ろしさを思い知らされた。
個々に光るものがあり、互いに強く結ばれているからこそ選抜だけでなくBACKSとしても輝ける。
カップリングもユニット曲全てが完璧と思えた。
これからの櫻坂46の礎となる衝撃の作品だった。
②『E.』Enfants
前作とは一変して暗い曲。
誰しもが持っている闇の中を、遠くを眺めるように途方もない感情を歌っている。
どうにも楽曲に肩を借りてしまうほど、力が抜けていくのがわかる。
自身の奥底に入り込んでくる、陰の世界の光となるような気がする。
③『Sparkle X』THE YELLOW MONKEY
おかえりロビン、と言いたくなった。
一曲目の『SHINE ON』が奏でるイントロのギターは、これから幕開くアルバムの世界への高揚感を増してくれる。
病を味わった者が見た世界、その思いと未来をこのアルバムに託しているのだろうか。
それらの先にバンドとして音楽をやっている楽しさが伺える。
やっぱり僕は「人生の7割は予告編で、残りの命数えた時に本編が始まる」というワードが胸に焼き付いている。
こんなワードはTHE YELLOW MONKEYでなければ生まれない。
④『スブロサ SUBROSA』
驚愕としか言えないアルバムだった。
4人のBUCK-TICKとしての1stアルバムがこの曲数でこのサウンドで。
35年以上も続いてきたバンドの飽くなき探究心。
悲しみに暮れているより、ファンのために続ける決意を持って立ち上がったことに敬意しかない。
ボーカルをとった今井寿と、これまでコーラスだった星野英彦が虎視眈々と先陣を切る姿。
まさに雷神と風神のように思えた。
空いた穴は決して埋まらない、埋めようとせずに突き進んでいくこのバンドを応援してきて心底よかった。
今年の1枚として僕は胸を張って言える。
昔は音楽を知るのが楽しかった。
どんな音が世の中にあるのだろうかとワクワクした。
でも今は、受身状態でも、外からの情報で気になった音や歌詞で惹かれる。
Enfantsがまさにそう。
決して枯渇しない音楽の海は、いつだって飛び込める。
無意識でも流れてくるその波を、しばらくは泳ぐのではなく身を委ねてみようと思う。
end