Enfants初のワンマンライブが渋谷CLUB QUATTROで行われた。

チケットはソールドアウト。

何度「前に詰めてください」のアナウンスを聞いただろう。

超満員のライブハウスを眺めながら、あっという間の時間が過ぎた。

 

ネタバレ、あります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1曲目『Autopilot』の静かで朝焼けのような曲。

目覚めから『HYS』の雄叫びをあげる。

僕が一番印象的だったのは『デッドエンド』。

松本くんも言っていたけど、照明が変幻自在に動くため、曲の世界が幅を利かせる。

左右からストロボのように照らされる黄色い照明にコマ送りに見えるステージ情景がカッコ良い。

 

「俺はライブを見ていて70分くらいしか集中力が保たないから、今日は70分です。アンコールは無いです。」

「俺は、曲をやりたいからやる、お客さんに聞いてもらうのは"ついで"。俺のやりたいことをやる。みんなもやりたいことをやった方がいい。音楽聴くのだって"ついで"でしょ?」

そんな何とも天邪鬼のような言葉を放つ松本くんに「そんなことないよ」と投げかけたかったけど、唯一共感した言葉がある。

「俺は、Enfantsとして新しいバンドをスタートさせたけど、EnfantsもLAMP IN TERRENも俺の通ってきた道。だから、やりたい時にやる。引き出しの奥にしまっておいたものを、引き出す。この曲を書いたとき、もうすでにEnfantsをやりたいと思っていたから、思い描いていたんだと思う。いま演奏すべきだと思ったから、みんなと歌いたい。」

 

LAMP IN TERRENの『ニューワールド・ガイダンス』だった。

前身バンドがどうとか、僕もどうでもいいと思う。

そのバンドが成り立ったのは前身があるから、それを踏襲したり全く別物にするにもそのバンドがあったおかげだから。

そりゃあ思い出もあると思う、過去のね。

それを塗り替えるくらいには新しいバンド、その時のアーティストが胸を張ってやれる自信があるってことだと思うから。

過去の曲は全然やってもいいと思う。

 

孤独の部屋で、季節の風が吹き、隙間風が音を立てる。

寂しいとか悲しいとか、感情はないその部屋。

ふとした時、自分の体が脈打つのを感じる。

「あー、僕って生きてるんだ」そう思い出す。

だから生きよう!とか、頑張ろう!って思うわけではなく。

ただただ、生きてるんだなあ〜と。

Enfantsの音楽って、僕的にはそんな感じ。

 

「70分で、満足したなら俺らの勝ち。「もう少し見たかったなあ」と思ったら俺らの負け。勝負!」

そう自信満々なメンバーの表情が思い出される。

楽しかった、みんなの勝ちだぜ。

 

 

end