こんなこと言っちゃダメかもしれないけど。
ギリギリまで仕事をしていて、荷造りもたいしてできてなかった。
とてもライブに臨めるコンディションじゃなかった。
だから、僕には息抜きが必要だった。
そのチャンスをもらった気がした。

東京を離れることで、物理的に仕事と切り離される。
残った僕にはなにがあるのか。
無心でライブが予定されていた会場へ来た。
多くのファンがいた。
グッズ列を眺めて、写真を撮った。
近場のカフェへ。
優しそうなおじさまが経営していて、スイーツがとてもおいしかった。

窓から見える人たちは、仕事終わりの人、疲れ切った学生さん、楽しそうに電話してる女性。
様々な人がいた。
仕事から切り離された僕は、俯瞰的に日常を目にした。
そのどれもがきっと僕だ。
何かがリセットされたような気がした。

あっちゃん、僕は何か取り戻した気がするよ。
ゆっくり確実に治してね。
あなたの歌声を、5人に早く会える日まで。
僕は頑張れるよ。


end