ASHを知ったのは今から10年くらい前だろうか。
ASIAN KUNG-FU GENERATION主催のフェスNANO-MUGEN FESに出演していたことがきっかけだった。
僕は当時、彼らには興味がなかった。
アジカンにお熱だったから。
それから時を経て、洋楽を好きになり真っ先に幅を広げたのはASHだったのだ。

結成30周年のツアーとして、日本に来る。
こんな好機を逃すまいと先行でチケットを入手。
年度末ではあるが、なんとか休みを取れた。


以降ネタバレあり。










開演が20時とあって、スーツ姿の人たちも伺えた。
年齢層は僕よりも高めであり、ASHで青春を共にしたという声がちらほら聞こえた。
久しぶりのクアトロ、僕はどこで見ようかとしばらくウロウロ。
三方を囲むカウンターに立った。

メンバー登場前からすでにボルテージは上がっているフロア。
3人が登場し、挨拶に鳴らされたのは『Goldfinger』だった。
リックのドラムが連打され、照明が眩しかった。
そこに合わさるティムのギターと激しいマークのベースが、僕の憧れるASHそのものであった。



『Arcadia』や『Kung Fu』はさすがフロアを沸かして思い切り踊らせてくれる。


コロナで規制される前を思い出させるほど、コールアンドレスポンスが心地よかった。

ティムが「思い切り叫べ!」と煽らせたり、曲の一節をオーディエンスに任せたりと盛り上がるポイントが随所にあった。


しかしながらセットリストの8割は正直、僕の知らない楽曲たちだった。

ノリ方もわからないし、ましてや合唱ポイントもわかってない。

だが、自由に楽しめと言わんばかりのフリーな会場に身を委ねることが1番な安心要素だった。


1時間半のライブも終わりに近づく時、アンコール最後の一曲が『Burn Baby Burn』だった。



何かが吹っ切れたような、とても開放された顔で僕は笑っていただろう。

言葉の壁を感じさせない、自由で心躍る時間だった。


たくさん元気と勇気をもらいました。

また会えるといいな!



end