何度目の冬を彼らと過ごすのだろうか。
もう冬のコーストはストレイテナーしか考えられない。
この日は、今までないくらい記憶に残る1日となった。
もう板についた新SE『STNR Rock and Roll』に乗せてメンバーが登場する。
フロア前方にオーディエンスが詰め寄り、壮大なシンガロンが巻き起こる。
1曲目は爽やかに『スパイラル』で挨拶。
煌々と輝く照明をバックにするメンバー。
そのシルエットに向かって、この多くの思いが詰まった曲を聴きながら、遠くまで手を伸ばした。
鍵盤に近づくホリエが奏で始めたのは『The Novemberist』だ。
後半へいくにつれて爆発するそのエネルギーは、2曲目にして最高の興奮を生み出す。
そこからカラフルなライトが点滅する『原色』、手拍子の加速と静の対極を顕にする『Braver』と続き、腕を下げている時間が全くない。
そして『青写真』、『タイムリープ』と最新の曲を並べていくのに対して『VANISH』、『POSTMODERN』、『MOTIONS』の懐かしい曲たちも披露。
全ての曲に思い出がある。
無いものは、今ここで思い出になる。
よく、ライブで聞いたら好きになった曲があるとみんな言う。
僕だってそうだ。
その理由はきっと、そう言うことなんだろう。
「僕らまだ夢の途中さ」
『Jam and Milk』は特に僕が好きな曲。
もっとフロアがダンサンブルになってもいいんじゃ無いかってくらい、僕は踊った。
心が高揚する中、始まりを告げる『覚星』、そして冬の美しさを浮き彫りにする『イノセント』とピアノの旋律を心地よく飾り立てていく。
今回は静かに、優しく仕上げていくのかと思いきや、最後はロックンロールバンドらしく爆発的なロックチューンで締めていく。
『DAY TO DAY』、『冬の太陽』、前代稀に見るピッチの速さの『SCARLET STARLET』、そしてラストは『TODAY』。
このツアーは、2019年の彼らを表し、次のストレイテナーの意思を表現したものとなった。
これまでは、4人の今の音を見るために足を運んできたように思う。
しかし、これからはツアータイトルにもあるように、ファンと一緒にバンドを描いていく。
幕張公演でも感じた、ファンとの絆の強さを見せつけることになる。
きっと来年も楽しい一年になる。
年々、MCが長くなるのはご愛嬌だ(笑)
いつしかトークライブなるかもしれん。
end