今日は、珍しく乙の昼公演。
ハジバンが出るとのことで、ちょうど夜のライブで渋谷に用があったし、こんな良いタイミングはない。
きっと移転前最後の乙でのライブになるだろう。
そう思いながら渋谷に向かった。
ennui ennuit
紅一点のバンド。
ギターの男性がかますサウンドがとても綺麗だった。
ボーカルの子は暗い暗いと自分たちの曲に対して話していたけど、僕には澄んだ音が心地よく、深海から見える光に思えた。
要するに少し安心感があったのだ。
失礼な話、ライブハウス行きたての頃は目当て以外特に興味もなかったけど、回数が増えるごとに原石に見えるんだ。
キノトが無くなったらどうしようと彼女は言った。
そう考えるバンドは他にもたくさんいるんだろう。
不安だし、僕らも不安なんだ。
続けていれば必ず会えるよ。
you made my day
一曲目から放たれた強い思い。
今年で何回見たかわからないけど、その度に新たな強い炎を灯すんだ。
今日はコージくんのMCが全てを持って行った。
「いつもだったら昼から家を出て職場に向かう生活なので、太陽の光をあまり浴びないんですね。だから今日は朝から太陽の光を浴びたことにより(しどろもどろ)」
「明るくいきましょうと、言いましたが次の曲は暗いです。聞いてください『涙』。(演奏始まる)・・・・・違うな、『雨』だな笑」
フロアは大爆笑。
いかに朝に慣れていないのがわかる。
こんな笑うべき笑うべきなのか、わからなかったけど、この日がめちゃくちゃ笑う日になるなんてこの時には思わなかった。
ラストの『6月のサラ』は、僕にとって今年最後であり、僕にとって乙の最後のサラなんだろうと思った。
嬉しかったけど、大団円のような勢いと照明に涙が溢れた。
実感が本当にないから困る。
そうやって悲しむことばかり溢れてきたけど、表情はずっと笑ってたんだ。
いつまでもユメマデであり続けていてほしい。
Clock End
宇都宮から来たバンド。
見た目は正直、硬派なイメージをしていたけど、実際の音楽はとても柔和で温かった。
ダンサンブルなものから直球的なものまで、聞いていて安心する曲の数々。
ところがベースの抑えきれない喋りが繰り出した途端、彼らを見る目が変わった(良い意味で)
ヤッホー!の掛け合い、謎の名前を呼んでほしいという欲求、僕はこういうキャラの人に弱い笑
次の曲に向かうも、笑いが後を引く。
しかも後半MCでバテるという自由奔放さ。
MCが面白いバンドは僕は覚えやすいのだ。
『メロディー』
ハジオキクチバンド
ウコンさん復活するも序盤でいじられる。
「1と1は2、2で忍者!(忍者のポーズ)あれ?忍者がいないぞ〜・・・2と2で、カニさん〜(エンドレスで続ける)」
とんだ茶番でしびれを切らし、ドラムを叩いてメンバーを呼ぶ。
本当は忍者で呼ぶはずだったが、ウコンさん自身が段取りを忘れていたらしい笑
そんな再び爆笑の中でスタートしたハジバン。
僕はもちろんベースのゆうさん側だ。
始まるやいなや、ゆうさんのベースの音が出ず、焦るもハジオさんが笑いに変える。
彼らを見ていると安心感が段違いにあり、心が解放されていくのがわかる。
ゆうさんの満面の笑顔が僕は見たかった。
相変わらず僕の憧れなんだ。
歌と曲だけで人を魅了していくのがよくわかるんだ。
ハジオキクチという人が、今人気のバンドでギターを弾くのを僕はよく知らないけど、ハジバンの方が何倍もかっこいいという気は確実にしている。
だから毎回駆けつけたくなるんだ。
曲の途中でユメマデの青木さんとコラボ。
手の甲にメモをして、緊張している姿がなんとも愛おしかった。
そんな青木さんに対して「ビールいっぱいご馳走したらコーラスを引き受けてくれた。でも失敗したら○すからな。」と、愛情表現を。
そんなハジオさんだけど「今更さ、乙の思い出語っても仕方ないでしょ、みんなそんなに思い出ないでしょ」と突き放しつつも楽しい時間を演出してくれた。
乙にハジオさんがいた日のことを思い出す。
ある時は受付で、ある時はバーカウンターだった。
そしてゆうじろうさんも色々お世話になった。
溢れ出てくる思い出にぼーっとしてたらあっという間に時間が来てしまった。
正真正銘のエンドロールが来てしまい、アンコールがなかったのが悔しかった。
書いたら本当にきりがないんだけど。
僕は自分のことを知っている人、自分が知っている人、場所が欲しかったんだろうな。
安心できる、何度でも帰ってこれる場所。
「おかえり」と「ただいま」を言える人。
大事のように聞こえるけど、本当にここにはお世話になりました。
また、会いましょう。
乙の匂い、タバコの匂いでさえ愛おしいです。
end