ツアーファイナルを見届けに行きました。

上半期を締めくくる、福山雅治の圧巻のステージを見た。

そして、僕が2ヶ月前に武道館で体感したステージとは別物の音がそこにはあった。

 

 

総勢16人ほどのサポートメンバーに囲まれた彼はスモークの奥から現れた。

花道の先に置かれたセンターステージで、アコースティックギターをかき鳴らせば自然と手拍子が生まれ、『幸福論』が始まった。

なんだか懐かしい安心に包まれると、急激にロックナンバー『vs.2013~知覚と快楽の螺旋~』がかき回していく。

コントラスト強めに攻めた後は『IT'S ONLY LOVE』、『jazzとHepburnと君と』と続いてラブソングを披露。

「最前の人達、ごめんなさいね〜…」と言いながら、再びセンターステージへ移動。

武道館では春にちなんだ曲を披露したので、僕はやっぱりあの曲を期待した。

だが、彼の口から放たれたのは「夏にちなんだ曲をお送りしたいと思います」という言葉だった。

『虹』に始まり、車窓の風景が目に浮かぶ『蜜柑色の夏休み』、広い海や空が映し出される壮大な夏の歌『あの夏も 空も 海も』が鳴らされる。

一貫して夏が待ち遠しくなる曲達だったが、忘れてはならない夏を思い起こさせる『クスノキ』の存在感はますます濃くなるばかりだ。

まるで、福山雅治の魂をそのまま歌声と音に絡ませるような。

その曲よりもリアリティが強く、ストレートに伝わる。

そのおかげで続く『トモエ学園』と『道標』はたまらなく柔和で愛が詰め込まれていた。

 

後半戦はあっという間の連続だった。

まずは僕が大好きな『友よ』が駆け抜ける。

あの頃と声も笑顔も、僕が抱える想いも全く変わらないことが何よりも嬉しかった。

『HELLO』で会場の隅から隅まで一体感を味わい、『Pop star』などの新曲達もご挨拶。

ホーン隊が重厚な音を醸し出していて、ドームの響きがよりアクセントになる。

待ち構えていた『零 -ZERO-』はやはり何度聞いてもシビれる。

イントロが少々長い気もするが笑

ドラマの主題歌『失敗学』や『聖域』と続けば、僕の青春のアルバム『残響』より『明日の☆SHOW』でしんみりと終わりの時を待つ。

再び正面のステージに戻った彼が手に持ったのは黒のレスポール。

全く予想もしなかった『Dear』がこの日のフィナーレを飾った。

さすがにサポートの人数からしてオーケストラのような、贅沢な音の彩りが僕の涙を誘った。

昔の曲をやられると、どうしてもそれを聞いていた当時の学生だった僕が目の前に現れる。

ダブルアンコールの『少年』だってそうだ。

見上げられて、僕は、幼き僕にいろいろ問いかけられる。

それに対して何を答えるのか。

自問自答をしつつも、曲が終わればもう一人の自分は満足げに帰るのだ。

僕は、福山雅治というアーティストの曲を聞いて昔に戻るのだ。

 

世代とか、世代じゃないとか、正直どうでもいい。

いつだってそのアーティストは旬である。

青春時代に何を通ったって、それはその人の青春に染まった曲なのだ。

 

久しぶりに尻ヅラも見れたし、昔に完全に戻った気がした。

懐かしいでは終わらせない。

これからの彼の進化を見逃さずに追い続けたい。

 

ツアーお疲れ様でした!

 

 

end