サカナクションを知ったのは何年か前にやっていたCMでの曲『アルクアラウンド』を聞いてから。
耳に残る歌詞とフィルターを透したような歌声が記憶にあるが、特に調べもせずに名前を覚えたくらいで終わった。
本格的に音楽を聞こうと動き出したときに周りが「サカナ、サカナ」と言っていた。
某動画サイトにて『アルクアラウンド』のMVを見たところ(当時それしか特に知らなかったから)…表現力と完成度に感動した。
それからどんどん探していき、今年の2月だっただろうか…“SCHOOL OF LOCK!”でサカナの新曲を公開と聞いたので早速聞いてみた。
いわゆる『ルーキー』初公開だ。
初めて聞いたときは良さが分からなかった、正直。
やはり今の音楽も昔の音楽も「スルメソング」があるわけで…聞けば聞くほど良くなるって話。
基本的に文学的な言葉と詩、独特のメロディーアレンジで構成されてるサカナの世界観。
そして、僕の勝手なイメージだが…サカナの曲はいつも「夜」だ。
何を聞いても常に暗い中にいるようだ。
それは時に「闇の暗さ」とか「宇宙の暗さ」とか「深海の暗さ」だったりする。
話をもどすが、今回の『ルーキー』は何だか違うように感じる。
ボーカル山口一郎そのままといった内容。
何かに悩んでいるのか?
それとも不安が常に後ろにあるのか?
冒頭から「消し忘れ 消し忘れたライト あとどれくらいで 朝が来るのか」という歌詞が始まる。
歌詞からも分かるように…朝を待っている。
「朝」が何なのか、それは「救い」という意味!だけ読み取るのは浅い考えだと思った。
もちろん本人にしか解釈ができないというのは当たり前なのだが、そこを自分なりに解釈して楽しむのがリスナーの醍醐味。
ということで勝手に考える。
曲の中で「行かないで」と多く歌っていて、それに含めて「言わないで」「思い出して」など複数回出てくる。
もし、前の文章で述べた「悩み」あるいは「不安」に対して歌っているとしたら…。
「不安」や「悩み」は人間が持つ当たり前のことで、それをどこにも当てることもできない自分がいた。
そして、その当たり前のことを一時的に解放することは良いことであり道も開ける。
しかし、忘れてしまったらまた苦しむことになる。
だから「不安」や「悩み」は忘れるべきでなく常にどこかに置いて思い出すべき。
そして、いつかー
「いつか」という歌詞の意味はたくさんあるだろう。
「ー本当の自分を知る」「ー幸せなときが来る」「ー理解することができる」などなど。
何のテーマなのかっていうのは『ルーキー』というタイトルからして『新人』ということかな。
新人特有の悩み真っ最中といったテーマなのかもしれない。
僕の感想でした。
end