セルチャー(培養脂肪幹細胞)豊胸:脂肪の定着を良くするために | 失敗しない脂肪吸引・豊胸手術/大橋昌敬のブログ

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海外での研修や、THE CLINIC での診療内容を踏まえつつ、脂肪吸引や、豊胸手術などのボディデザインの世界をご案内します。
手術に失敗しないための基礎知識等も公開中です。

今日はCRF豊胸、そしてベイザー脂肪吸引の手術でした。

手術は問題無く終わっています。仕上がりを楽しみにしていてください。

 

本日1週間前にセルチャー(Cellture)用の脂肪採取(少量)をされた方の経過チェックがありました。

もちろん問題はありません。あとは培養がすすんで約1か月後のセルチャー豊胸を待つのみです。

 

当院は脂肪(吸引や注入)と脂肪に関わる再生医療(SRFやCellture)を最も得意としています。

その中でもセルチャー(豊胸、または肌再生)に関してはかなり力を入れています。

 

よって、今日はセルチャーに関してお話ししたいと思います。

 

まず、セルチャーとはご自身の脂肪を少量採取しその中の脂肪幹細胞(ASC)を培養し増やした後に、

体内に戻す技術です。

 

自分の細胞ですから拒絶反応もありませんし、

CRFに十分に増えた脂肪幹細胞(ASC)を添加し、

リッチな超脂肪幹細胞状態を作り脂肪注入します。

 

つまり、

セルチャー豊胸=CRF(コンデンスリッチファット)豊胸+(自己)培養脂肪幹細胞という事になります。

 

脂肪の定着には、脂肪と脂肪幹細胞がペアになって生き残ると考えると分かりやすいでしょう。

(医学的には違いますが、一般の方には分かりやすいかと思います)

 

通常の吸引脂肪は、脂肪の数に対して脂肪幹細胞が少ない事が証明されています。

ですから、加重遠心分離をして脂肪幹細胞密度を高くした脂肪=CRFを当院ではほぼルーチンにしています。

 

それにも増して、良い結果を得るためには、セルチャーによる幹細胞の添加が望ましく思います。

つまり、脂肪と脂肪幹細胞がペアになり易い状態を作って注入するわけです。

 

セルチャー豊胸

 

もちろん、しこりにならない様に注入技術が大切なことは皆さまご存知の通りです。

(2.4mmヌードルインジェクション)

セルチャー豊胸

 

脂肪幹細胞は採取から約4週間から5週間で脂肪幹細胞数が500万個を超えますので、

通常のセリューション(当日に脂肪幹細胞を分離、添加:CAL)よりも多い脂肪幹細胞数を、

少ない脂肪採取で実現できるのがセルチャーの利点です。

 

最後に当院のセルチャー豊胸のゲスト、術後3か月目の写真を添付します。

セルチャー豊胸セルチャー豊胸

 

どうしてもバストを大きくしたい方の選択として

 

①2回のCRF豊胸

②BRAVA豊胸

③セルチャー豊胸

 

がありますが、皆様にどの方法がベストなのかはカウンセリングで実際の状態(今のバスト、希望のバスト、脂肪採取部位の脂肪のつき方等)を拝見させていただいた後にお伝えしますので、お気軽にご来院ください。

 

今日も手術なさって下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。

 

◎セルチャー豊胸とセリューション豊胸の違いなど、「ザクリニックのコラム」で分かりやすくご説明しています。併せてご覧ください。